照明・LED/照明器具・間接照明の基礎知識

シルバーランプ(2ページ目)

シルバーランプをご存知ですか?上半分が反射鏡になっているランプで、簡単に間接照明を楽しむこともできます。ぜひご覧下さい!

中島 龍興

執筆者:中島 龍興

照明ガイド

簡単に間接照明が楽しめる


写真4.
照明器具にはソケットだけ、という最もシンプルで安価なものがあります。この器具にシルバーランプ、もしくはシルバーボール電球を使うと、間接照明器具に変身します。例えば壁に付けた場合は壁面に光が反射して、柔らかな明かりになります。(写真3)

また天井に付けると天井面が明るく照らされ、ダウンライトとは異なる雰囲気が体感できます。ランプの定価もさほど高価なものではないので、簡単に雰囲気を楽しむにはお勧めです。しかし、ランプと壁や天井の距離が近い場合は、熱による建材への影響が大丈夫かどうかを調べて使用する必要があります。

このランプは昔、スポット器具にも使われていました。間接的な光がどうしてスポットライトなの?と疑問をもたれる人も多いと思われますが、後方に逃げる光をパラボラ形状の反射鏡が受け、その反射光がシャープなスポット光になるのです。


写真5.100W白色塗装電球で照度を計測
今はスポットライトと言えばダイクロイックミラー付きハロゲン電球が定番になっていますが、ダイクロイックミラー付きハロゲン電球がまだなかった40年程前ではシルバー電球がスポットライトの光源として活躍していたのです。

またシルバー電球をシェード付きスタンド器具に使用すると面白い光になります。この場合のランプはクリアガラスではなくフロストガラスのシルバーランプが勧められます。


写真6.60Wシルバーランプで照度を計測
この結果スタンドの下面方向が明るく照明され、上部には光が出ない感じになります。つまり同じシェード型のスタンドでも一般に使われている白色塗装電球をシルバーランプに変えただけでお部屋の明るさと雰囲気が一変します。(写真5・6)明るさは、器具から30cm離れた水平面照度で、60Wシルバーランプは100Wの普通電球とほとんど同じような照度が得られています。

<関連記事>
「ダイクロイックの光の魔術」
「ハロゲン電球の何がいいの?」

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