照明・LED/照明・LED関連情報

汚れた照明器具を使うと電気代はいくら損?

住宅照明で最も汚れやすいのはキッチンです。汚れたまま使っていると電気代が無駄になるのをご存知ですか?今回は照明器具の大掃除作戦第2段として、ランプ交換の落とし穴もご紹介しています。

中島 龍興

執筆者:中島 龍興

照明ガイド

照明器具の汚れやすいキッチン


写真1.キッチンは照明器具が最も汚れやすい場所。新年を迎えるにあたってあちらこちらの家々で大掃除が始まります。なかでも照明器具の掃除は器具が天井に付いているものほど作業が厄介なため、埃を落としたり、からぶきで簡単に終えることが多いです。住宅の各部屋の中で最も汚れやすく、汚れによる照度の低下が顕著なのはキッチンです。一年以上も掃除を行わないと明るさが30%以上も低下することもあり、電気の無駄使いになります。

照明器具の寿命は、特に蛍光灯は安定器の関係で約8年から10年です。実態はそれ以上に使用している家庭も少なくありません。しかし清掃をしても明るさが余り回復しない全般照明用器具は新たにまぶしさがない効率の良い器具に取替えることが薦められます。

写真2.E26ベースの光源。左からFDL、A、D形電球型蛍光ランプ、リフレクター電球、白色電球。
キッチンでは反射鏡付きダウンライトがしばしば選ばれております。金属で表面塗装してあるものは化学雑巾が効果的です。アルミニウム反射鏡やメッキ、塗装仕上げはやわらかい布で空拭きします。アルミニウム反射鏡にある仕上げで耐食性を高めているものがありますが、これも長い間手入れをせずに使っていると反射鏡の表目が変質して照度の低下を招きます。したがってキッチンの場合は頻繁なお手入れが必要になります。

次の頁では、ランプ交換の落とし穴についてご紹介しています。
  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます