オンドルヒーターと照明写真4.高級集合住宅の照明は電球色が多い。もちろんこのことが韓国の住宅照明の全てを表しているわけではありませんが。韓国は、特にソウルは緯度的に日本の札幌に近く、冬はかなり寒い日が長く続くようです。それなのに寒々とした光で生活しているのは、逆にオンドルと言った暖房が早くから発達して、冬の寒さ対策よりむしろ夏の暑さのほうが不快なことからあのような光色が使われているのではないかとも思ってしまいます。韓国では日本と同じで一般の生活者は照明への関心が薄く、照明にかける費用も少ないようです。つまり明るければとりあえず良いみたいなところがあるようです。写真5.間接照明によるベッドルームの照明しかし、最近の高級マンションでは間接照明はもちろんシーリングライトでも電球色を使用して生活している人が増えているそうです。少し面白い使い方として光色の異なる小型の蛍光灯器具を2灯か3灯を配灯し、写真のように点滅で明るさと同時に雰囲気を変えているそうです。韓国は色温度だけではなく色光の使い方も日本とやや異なるようで橋梁やタワーなどのライトアップでの色使いも独特な感じがします。ライトアップも含めていま韓国の公共的な施設の照明が大きく変わろうとしていることを考慮するとやがてそれが住宅照明に影響を与えることは間違いなく、今後韓国の住宅がどのように変化していくかが楽しみです。<関連記事>「活気に溢れる韓国の光」「豊かな表情をもつ 集合住宅の窓明かり」「北京照明ウォーキング1」匿名で優良会社にリフォーム相談! ホームプロでリフォーム会社を探す前のページへ12※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。