住宅照明の実態調査から見えることは?
写真1.光色が白色と電球色の蛍光灯
その記事を要約すると一軒の使用照明器具数は15灯以下が全体の50%以上を占めており、蛍光灯主体照明が70%以上あったことがデータになっています。
この数字から見えるのは日本はまだ一室一灯の部屋が多く、つまり部屋全般の明かりが点いているか消えているかで、必要なところが明るくて、そうではないところがほの暗い、と言った演出的な照明の少ないことが分ります。
写真2.白色光の蛍光灯で部屋を均一に明るくした例
以上の数字から平均的な日本の住宅照明感というのは蛍光灯器具で部屋を満遍なく明るくすることに満足感を得ていることが分かります。
現在では、10年前に比べてインテリアに関心を持つ人が増えており、もちろん住まいの中で雰囲気や照明の演出効果を大事に思っている人もいるのですが、それはまだ少数派に過ぎないのです。
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