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うっとうしい梅雨を照明で撃退(2ページ目)

梅雨時はどんよりとした空に、なんとなく気持ちが沈みがちです。そんな気分を吹き飛ばすお勧めの照明をご紹介します。自宅で簡単にできるのでぜひお試し下さい。

中島 龍興

執筆者:中島 龍興

照明ガイド

室内に木陰を作ろう

心地よい木陰

写真3.心地よい木陰

晴れた日の日中、木々で囲まれた小路を散策している様子をイメージしてみてください。地面には木陰が映り、涼しい風が通り抜ける、とてもさわやか気分が想像されます。

しかし曇天では木陰は生じません。つまり晴れた快活なイメージのポイントは光と影なのです。それを室内で演出することは、それほど難しいことではありません。

少し大きめの観葉植物があれば、そこにスポットライトを当てるだけで床面や壁面に影を映すことができます。観葉植物は葉の形が小さいほうが良く、またスポットライト器具の設置は仮設でもかまいません。どこかに挟み込めるところがあればクリップ式のスポット器具で十分です。

スポットライトで木影を演出している例

写真4.スポットライトで木影を演出している例


窓際の植物もいきいきとして見える

写真5.窓際の植物もいきいきとして見える。

スポットライト器具は ダイクロイックミラー付きハロゲン電球用が良く、40W~75Wのパワーでワット数の高いほど効果が得られます。今日ではCOB(発光部が一つに集約されたワンコアタイプ)のLEDランプ器具でも代替できます。できれるだけ太陽光に似た光を放つ光色が薦められます(室内では色温度は3000K~3500Kが適)。

このような演出はできるだけ窓際で行うと良いでしょう。曇天でも外光と一体になることでより太陽が差し込んでくるような効果が期待できます。さらに色物の花が飾られてあれば、それか明るく照らされることで部屋がより明るく華やいだ気分に駆り立てられます。

毎日のように続く陰鬱な梅雨空もこのような人工光で、間違いなく気分は改善されるはずです。

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