蛍光ランプのデメリット<周囲温度と点灯時間>写真1.調光可能な電球型蛍光ランプと電球型蛍光ランプ(リフレクター)蛍光ランプのデメリットの一つに瞬時に明るくならないことが挙げられます。トイレなど短時間の使用場合は、用がすんでからようやく明るさが100%ぐらいになるので、そこでスイッチを消してしまうと短寿命の要因となり、「普通の蛍光ランプなら12分以上のつけっ放しにしないと不経済である」1)と試算されています。もう一つ蛍光灯のデメリットは、低温時は白熱電球と同等の明るさが得られないことです。一般的な電球型蛍光ランプでは、白熱電球と同等の明るさが得られるのは、周囲温度がおよそ25℃の場合で設定されています。そのため、例えば冬季のトイレや廊下、浴室などでは、最初は暗く感じてしまうかもしれません。近年の技術開発は目覚ましく、電球型蛍光ランプも瞬時点灯や点滅に強いタイプも開発されていますが、短時間での使用はかえって不経済になることから、その場合は無理に電球型蛍光ランプに変えなくても、今のところ良いと思います。<調光器対応について>白熱電球を使用されている方で、電球型蛍光ランプに交換する際に最も困るのが、調光機能付きの器具の場合だと思います。という私も自宅の間接照明に電球を使用しているので、困ったなと感じている一人です。以前「白熱電球が使えなくなる!?」の記事でもご紹介しましたがフランクフルトメッセ「Light+Building」では、かなりスムーズに調光出来る電球型蛍光ランプが展示されていました。では現在、日本で入手できる調光器対応の電球型蛍光ランプはどうなのでしょうか?自宅の調光器付きの器具で試してみました。次の頁では、電球型蛍光灯は調光器には使えない?についてご紹介しています。前のページへ123次のページへ