上手に土地活用をしていく為に
土地活用は、建てるより、その後の管理のほうがさらに重要 |
■遊休地の活用方法
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■土地活用法の選択肢
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■アパートを建設する場合の用途地域による制限
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■アパート建設前の市場調査について
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■土地活用におけるコンセプト立案の重要性
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■事業収支の考え方
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■アパートローンの調達方法
しかし、アパート経営とは建物の完成がゴールではなく、スタートになります。
過去の記事については再度見直してもらうとともに、今回はアパート経営を成功させる上で重要なポイントについて取り上げてみます。
健全なアパート経営には欠かせない管理問題
アパート経営を健全に行うには「管理」が重要なポイントとなってきます。「管理」には大きく分けて2つのジャンルがあります。ひとつは家賃の集金や入居者の斡旋・契約、日常のクレーム対応などを中心とするソフト的な入居者の管理、そしてもうひとつは、建物の清掃や各種設備の点検・メンテナンスを中心とした建物設備の保守や維持をするためのハード的な管理です。
それら全てをオーナー様が自主管理される場合もありますが、日常的な入居者からの要望やクレーム、更新の手続きや賃料の増減の折衝、そして手の行き届いた清掃や保守・メンテナンスなどすべてに対応するためには、アパート経営を専業としないと、なかなか対応がしづらい場面が生じてきます。サラリーマン大家さんや本業と兼業でされる場合には、専門業者である管理会社や不動産会社を間に入れて代行してもらうようにすると、助言や提案も含めスムーズな経営がしやすいです。
空室になった場合の入居者探しについても、プロの手を借りた方が早期に見つかります。入居募集から契約代行、集金からクレーム対応など一手に引き受けてくれる管理会社に業務を委託する場合、一般的に月額賃料から数パーセントを管理料として支払うことになります。
自主管理は経費節減のメリットもありますが、数パーセントの管理料を惜しんでしまい、サービスの低下や滞納、空室で悩むのであれば、信頼できる管理会社を見つける努力も大切です。
全てをご自身でできる器用なオーナー様もいらっしゃると思いますので、そのような場合には、最新のリフォーム事情や賃料相場などを教えてもらえる、よきパートナーを選定できると精神的にも楽になるかと思います。自主管理をされている方には、独りよがりの管理で結果的に損をされている方も多く見受けられますので、どこまでできるか、適正な判断をするようにしましょう。
入居者トラブルや空室問題もどう対処する? 詳しくは次ページにて