キッチンづくりのお役立ち情報
理想のアイランドキッチン計画のベストプラン
◆これまでに,アイランドキッチンの平面計画を立てるためのステップを,詳しくご紹介してきました。
ラフプランがここまで固まってきたら、方眼紙や縮尺スケールを使って、より具体的な寸法を決めていきます。
◆この段階までくると,そこで作業する人の動きに無駄がないかどうか,人が交錯したりしないかどうか,食材や調理道具、食器類の流れが無駄なくレイアウトされているかどうかを細かくチェックします。この時も日々の調理の内容や,食事の時の人の流れまで詳しく検証してみましょう。
◆今までも,説明したように2間間口でアイランドキッチンを構成するのは、ちょっとキツいので下図のようにペニンシュラーキッチンとしてプランを立ててみました。ペニンシュラーキッチンは一方を壁で閉じてしまうので,袋小路になる恐れはありますが,夫や子供が手伝ってくれるライフステージの4人家族位のご家庭の場合にはベストプランとなるでしょう。
このペニンシュラーキッチンは900mm×2,700mmの大きさがあります。壁面側の収納がいかに大切かがお分かりいただけるかと思います。
◆ゆとりのあるアイランドキッチンをつくるには,やはり2.5間の間口約4.550mmが必要となります。ペニンシュラーキッチンと比べると周りを人が動けるメリットが大きいことが上図と比べるとご理解いただけると思います。このアイランドキッチンは1,200mm×3,000mmの大きさがあるため、90cm巾のシンクや75cm巾のクッカーを組込んでも充分な作業スペースがあります。
◆ここでご紹介したベストプラン2案は,あくまでも理想的な寸法を確保したものです。皆様のお住まいによって与えられる条件は全く変わってきます。この寸法が確保できないから、あきらめるのでなく現実の与条件の中からユニークなアイランドキッチンを考えてみましょう!
また部屋の真中まで、給排水設備,給湯設備,電気設備、ガス設備,給排気換気設備などを完備する必要があり,一般的なキッチンとは違った配慮が必要となります。この点に関しても充分な検討を加えてください。
◆家族のコミュニケーションを深め、キッチンを生活の中心に位置づける動きは、これからますます活発になってくると思います。我が家独自の素晴しいアイランドキッチンづくりを目指して頂きたいと思います。
■こだわりのキッチンづくりセミナーVol.1 キッチンづくりの第一歩
■こだわりのキッチンづくりセミナーVol.5 キッチン平面計画の基礎知識
■成功するリフォームのコツVol.5 アイランドキッチンのレイアウト
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