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「都会のリゾートハウス」という贅沢(2ページ目)

夏になると切に思う「リゾートに行きたい!」。でも、もし自宅がリゾートハウスだったら、旅行に出かけなくてもすみますよね。今回はそんな「都会にいながらリゾート気分が味わえる家」を考えてみます。

河名 紀子

執筆者:河名 紀子

家づくりトレンド情報ガイド

千葉に誕生「ログハウスの街」

ユーカリが丘街並み
街区すべてがログハウスというビッグフットの「ユーカリが丘ニュータウン」。家から一歩外に出ても別荘地のような街並み
リゾート気分を存分に味わうには、周辺の街並みも大切。家から一歩出ると、ゴミゴミした都会の街……では興ざめです。「家でなく街に住む」という概念が普及するにつれ、エリアの住環境が重視される機運が高まっていますが、そんな中、千葉に「街区すべてがログハウスや個性派木の家」という街が誕生しました。

手がけているのは、本格ログハウスなど自然派個性住宅を展開する「ビッグフット」。2007年3月下旬より、千葉県佐倉市「ユーカリが丘ニュータウン」にて、販売提携「山万」との共同事業で初の建売分譲をしたところ、販売開始から2ヶ月で全15区画のうち13区画がすでに申込済み(6月22日現在)。その異例の売れ行きは、読売新聞(2007年6月14日付)にも紹介されました。

ラウジン土間イメージ
開放感あふれる高い天井。ダイナミックな構造材を見せてロッジ風に
現地は都心から1時間。最寄駅周辺にはショッピングモールなどの商業施設をはじめ、学校、医療機関、シネマコンプレックスなどが集積。別荘地に行くと、「自然はあっても娯楽施設がなくすぐ飽きてしまう」となりがちですが、ここは別荘地のような豊かな自然とふれあいながら、日々の通勤など都会的な利便性も享受できる住環境です。

建物には、ロフトや大型デッキ(14.15~19.50平方メートル)があり、マネではない本格的なアウトドアリビングのある暮らしが毎日できます。実際、申込者はリタイア組よりも30~40代の現役世代が多いとか。

薪ストーブ、バーベキュー……毎日が別荘気分

内観イメージ
薪ストーブと広いラウンジ土間のある贅沢な空間。無垢材の内装が別荘気分を誘う(写真提供:このページいずれも「ビッグフット」)

「街区まるごとログハウスや木の家であれば、アウトドアライフが好きなファミリーが自然と集まり、街のコミュニティもつくりやすいのでは。近隣も同じような木の家の愛好者であれば、薪ストーブの使用やバーベキューなどで煙・においが立ってもさほど気にしなくてもいいこともメリットですね」とビッグフット広報担当。

程々の家
和の香りをプラスした年代を問わない「ジャパネスクハウス『程々の家』」
同社によると、ここ数年、比較的市街地に近い郊外で、ログハウス住宅の需要が増加しているとか。「薪ストーブやバーベキューを楽しむライフスタイルは、ログハウス愛好家ではほぼ共通しています。こうした複数区画の分譲は、ログハウス愛好家が近隣に気兼ねなく心底アウトドアライフを楽しめますし、美しい街並み創造にも寄与できるものと思います」(同)。

ちなみに当記事アップ時点で販売されている残り2区画の物件は、「カントリーカットログハウス」と「ジャパネスクハウス『程々の家』」。ともに60坪強のゆとりある土地価格も含まれて4000万円台ということも、好評な売れ行きの背景にあるようです。

では「別荘もリゾートハウスもしばらく縁がなさそう……」という方に! 次ページでは、オープンしたばかりのホテルを例に、自宅をリゾート風にするインテリアなどを紹介します。
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