業界初「PC板活用の大型地下収納庫」登場
さてこの春、ハウスメーカーからも収納に重点を置いた新システムがリリースされました。三井ホーム「空間創庫」のイメージ断面図。上に、真ん中に、地下に自在に収納空間がつくれる(画像提供:三井ホーム) |
三井ホームが3月12日にリリースした大型地下収納庫「空間創庫(くうかんそうこ)+αスペース」は、プレキャストコンクリート(PC)板を使用した地下収納庫では業界初。延床面積に算入されない最大6畳強の収納スペースが確保でき、防水性能が高いため保存用食料品のほか、金庫を床に固定し貴重品の収納にも適しているとしています。
日ごろ作業をすることの多いリビングやダイニングの下に大型収納があれば便利ですし、除湿機と換気扇を装備し、収納庫内の湿度調整も可能。1日で施工できるため、従来の地下収納庫に比べ費用も安くすむといいます。
2×4工法はもともと構造がすっきりしているため、屋根裏に大きく収納を取れるのが一つの特徴でした。ただ、重いものは上より下のほうが安心で便利のは確か。地下に大きな収納スペースがあるということは、階段の上り下りを省けるという動線上のメリットもあります。同社はこの地下収納と併せて、小屋裏収納と各フロア収納も提案しており、適材適所にモノを分散収納するという考え方も新しいトレンドといえそうです。
次は日本最大級の住宅研究機関の調査をもとにした新商品が登場します。