「新築の半値」でリフォームも訴求
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今年1月に行われた東急ホームズの新リフォーム発表会模様 |
東急ホームズでは今年1月、「新築の約半分の費用で全改装できる定価制リフォームも大幅リニューアル強化。これまでも展開していた定価制リフォーム事業「暮らしアップ」に、新たに3つのライフスタイル提案商品「ミルクリーク」「ナチュラル」「ユニバーサル」を追加し、従来の「ベーシック」と併せて4つのラインナップに増やしました。
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水周りを車椅子対応にするユニバーサルリフォームも提案 |
「ミルクリーク」リフォームは言うまでもなく、新築で展開している北米式輸入住宅の部材やノウハウを活用した格調高く上質なリフォーム。「ナチュラル」と「ユニバーサル」はやはり新築で訴求していた「EBH住宅研究所」の健康に関する成果やノウハウを活用し、「ナチュラル」では珪藻土やムク材、国産畳など自然素材にこだわった健康安心リフォームを、「ユニバーサル」では要介護2判定の高齢者から子供まで家族全員にやさしいユニバーサルデザインリフォームとしてスタートしました。
買い手も「戦略的したたかさ」が必要に?
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得意とする輸入住宅リフォーム「ミルクリーク」について、「円高による輸入部材価格の値下げで輸入リフォームはチャンス」と語る東急ホームズ関係者 |
また全改装だけでなく「水周りだけ」「LDKだけ」といった部分リフォームにも対応すべく、それぞれ「内装」「住設機器」「耐震」「外装」のパック商品としても価格を見直し定価制部分リフォームを実現。その部分リフォームパックよりも全改装ではさらにトクになるような価格設定も提案。ハウスクエア横浜や横浜駅西口に常設リフォーム体験館「ショーサイト横浜」や「暮らしアップ体験館」を設け、実際体験してもらえる拠点展開にも力を入れています。
「円高」「土地の地上権」「リフォーム」……。「不況で買えない」と即あきらめるのでなく、この時代ならではのチャンスを生かして「できる家づくり」を考える。これからは、そんな「戦略的したたかさ」が住宅企業にはもちろん、買い手側にも求められていくのかもしれませんね。
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