防犯に強い環境づくりは建物側のハード面、人の手によるパトロールなどのソフト面が両方揃って成り立ちます。 |
それでは防犯に強い住まいとはどんなものか、下記の4つに絞ってマンション、戸建ての双方のケースで紹介しましょう!
■対象(窓・出入り口)を強化する
■泥棒が近づきにくくする
■監視しやすくする
■入りづらさ(テリトリー)を感じさせる
【防犯性能の高い建築部品に認定された防犯製品の例】。建物への侵入経路はほとんどが窓やシャッターなどの開口部です。防犯製品はこれら開口部に使われる建物部品を対象にしています。 |
窓の施解錠、開閉状態を音と光で知らせてくれるクレセントセンサー。(画像:三協アルミニウム工業(株)) |
近よれない!?建物の配置や設備の工夫で侵入盗をシャットアウト!
建物の配置方法や設備で侵入盗が近づいて来れないように工夫しましょう。下記のポイントをチェック!■マンションの場合
・共用玄関に各住戸と通話のできるインターホンとオートロックシステムが設置されているか
・共用玄関のほかの共用出入り口に自動で施錠する機能つきの扉がついているか
・屋外の共用階段が窓などの開口部から離れているか
・侵入防止用の面格子やフェンスなどが設置されているか
・雨どい・配管などが上の階への足がかりにならないようになっているか
■戸建ての場合
・家の周りに砂利を敷くなど音が出る工夫をする
・家の周りに踏み台やはしごなど2階への足がかりになるものを置かない
・フラッシュライトなどで威嚇し侵入をあきらめさせる
このほかにクーラーの室外機や物置、ガスメーターも足がかりになるので開口部の近くにこれらのものがないかチェックしましょう。
それでは次のページでさらに侵入盗が嫌がる工夫について解説します。