室内の危険エリアのチェックを!
ぜひ大掃除の機会に室内の危険エリアのチェックをしましょう。
年末の大掃除、年始のお客様のお迎え準備などいよいよ忙しさも大詰めになってきました。お正月は親戚や友人が集まって、楽しいひと時を過ごすのが楽しみですね。

人が集まる前に、大掃除とあわせて今のうちに室内の安全性のチェックもしてしまいましょう。室内には意外と危険が潜んでいます。お年寄りから赤ちゃんまで、いろんな人が集まることを視野に入れて、危険な箇所を総点検しておくことをおススメします。今回は次の二点から考えます。

■小さなお子さんに危険なエリア
お年寄りに危険なエリア

小さなお子さんに危険なエリア

子どもを脅す住まいの3つの危険エリアで取り上げたように、小さなお子さんが事故に遭いやすいのは「バルコニーおよび出窓」「キッチン」「浴室」の3ヵ所です。この3ヵ所では次の内容をチェックしてみてください。

手摺の高さの基準
バルコニーの手摺の高さの基準は1m10cm。足がかりになるものがある場合は、足がかりから必要な高さを確保します。
■バルコニー及び出窓
バルコニーや出窓には子どもが落ちない程度の高さの手摺がついていますか? 高さの最低の目安は足がかりから1m10cm以上です。そして手摺子(※)の間隔は11cm以下です。
(※)手摺子・・・手摺を支える垂直の部材。

例え手摺の高さが基準を満たしていても、そばに足がかりとなるものがあれば、目を放した隙にそこによじ登り落下する危険があります。バルコニーの手摺のそばの空調室外機やプランター、イス、ラティスフェンスなどが足がかりとなる可能性があります。それらのものは今のうちに片付けておきましょう。

ラティスフェンス
今人気のラティスフェンス。マンションバルコニーの手摺内側に設置するケースを良く見かけます。ひし形の開いた部分につま先を引っ掛ければ足がかりになってしまいます。
手摺子の間隔が開きすぎているものや、手摺子が一本抜けているものも危険です。この際リフォームで直してしまうか、紐や板で潜り抜けできなくするなど何かしらの対策を取っておきます。ちなみに手摺子間隔の基準「11cm」とは、子どもの頭が抜けない間隔を基にしています。

ベビーゲートの例
ベビーゲートの例。キッチンの入り口のほか、階段付近にも落下防止のため取り付ける例が多い。画像提供ベビーザらス
■キッチン
キッチンには子どもにとって魅力的な道具が揃っていて近寄りたがる分、危険も多いエリアです。基本的にはこどもの手が届く範囲には包丁やポットなどの危険なものをおかないこと。大掃除の時に、ぜひ家電製品の配置の見直しをしてみてください。分別のない小さなお子さんがいる場合は安全柵などの簡易扉を取り付け、キッチンに近づけないようにしておくと良いでしょう。

■浴室
2歳くらいまでの子どもが浴槽で溺れるという事故が多く報告されています。溺れやすい条件は、浴槽のフチの高さが50cm以下で乗り越えて落下しやすいもの、残し湯をしているケースです。お正月で来客の多い時期はなるべく残し湯はしないこと、浴槽のフタもしっかりした構造のものに取替えておくと良いでしょう。

目を離したすきに溺れる事故の他に、入浴中に滑ってケガをしたりやけどをする事故もみられます。今のうちに滑りにくい敷き物を準備したり、給湯の温度調節がきちんとできるか確認しておきましょう。

■その他の事故
その他、低い位置にあるコンセントにいたずらをして感電する事故も見られます。たいていの家ではコンセントは床上数センチで子どもの手が届く範囲にあるので、コンセントカバーなどを取り付けておくと安心です。

それでは次のページでお年寄りに危険なエリアについて考えてみましょう。