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夏も発生!マンションで結露が起こりやすい3つの場所(2ページ目)

カビの原因、結露(けつろ)は冬や梅雨だけでなく、夏も発生しています。今回はマンションで結露が発生しやすい場所を季節別にチェックしてみましょう。

井上 恵子

執筆者:井上 恵子

住まいの性能・安全ガイド

湿気の発生源を知る

人の汗も湿気の元になります

人の汗も湿気の元に

結露は空気中に多くの水分を含むと起こりやすくなるので、湿気の発生源をなるべく抑えることで効果が期待できます。住まいにおけるこの時期(梅雨~夏)の湿気の発生源には次のようなものがあります。

1) キッチンでの炊事、食器洗い
2) 浴室からの湯気
3) 洗濯・洗面
4) 人の汗
5) コーヒーメーカー
6)観葉植物 など。

 これらに梅雨でじめじめした湿気の条件が重なり、結露が発生しやすくなります。台所でお湯を沸かしたりお風呂を使用するときは必ず換気扇を回す、なるべくフタをする、ついた水滴はふきとるなどの心がけを忘れずに。

 

湿気を抑える住まいの工夫

通風も取れるブラインド型シャッター

通風も取れるブラインド型シャッター

クローゼットの中や部屋の隅部の結露対策には室内に風の流れをつくることが有効です。そのためにはなるべく窓を開けて自然通風を取り込みたいところですが、マンションではプライバシーの問題で、外廊下側の窓など、開けにくい窓もあります。

右の写真はとあるマンションのモデルルームの共用廊下に面した個室の窓を、室内側から撮ったものです。窓の外側(外廊下側)にブラインド型のシャッターがついており、プライバシーと防犯性を保ちつつ、通風も取り込めるようになっています。このようなブラインドを採用した物件を選ぶことも一つの対策になります。

 

梅雨に多くなる室内干しに注意!

インテリア性があり、除湿・消臭効果もあります

インテリア性があり、除湿・消臭効果もあります

梅雨の時期は洗濯物の室内干しが多くなりますが、これこそ大敵。洗濯物を干す部屋ではエアコンの除湿を掛ける、除湿機を使用する、サーキュレーターを使って素早く乾かすなどの対策を忘れずに。最近のマンションでは乾燥機機能のついたユニットバスが多くなっていますので、それを利用するのも良いでしょう。

梅雨のこの時期、なるべく室内をカラッと気持ちよく過ごせるようにしたいもの。除湿と兼ねて消臭効果とインテリア性もある「炭」の活用もおススメします。

夏場は結露とは無縁と思って油断していた方も、常日頃カビに悩まされている方も、今回ご紹介したことを参考に、梅雨と夏場のカビを防ぐための対策をとってみてください。

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