最近のゲーテッド・マンション事例
■東京テラス世田谷区の青山学院大学キャンパスの跡地に建てられた、敷地面積49,000m2、総戸数1,036戸のゲーテッド・マンション。カフェラウンジ、ライブラリー、テラスアリーナ、ゲストルーム、シアタースタジオ、提供公園、保育施設、スーパーなどを含む。
※24時間365日有人管理あり。敷地のセキュリティライン・各棟のオートロック、各住戸の玄関扉と窓(面格子部分を除く)への防犯センサーによる3段階のセキュリティを設定。敷地内約60か所に防犯カメラ設置。
竣工:平成18年3月(第2工区) 販売主:積水ハウス他 2006年グッドデザイン賞受賞
■グローリオ蘆花公園
約15,000m2の広大な敷地に建つゲーテッド・マンション。フィットネスルーム、シアター&ミュージックスタジオ、パーティルームやプライベートラウンジなどを含む。24時間356日、フリーダイアルによる安心のサポートシステムを採用。セコムグループが住まいのことだけでなく、医療、介護から資産運用まであらゆる分野の相談を受けてくれる。
※敷地全体をフェンスセンサーで囲み出入り口を2つのゲートに限定。敷地内に防犯カメラを120台設置。
販売主:セコムホームライフ、平和不動産 京王線芦花公園 徒歩6分 2008年11月月販売開始予定 総戸数363戸
■広尾ガーデンフォレスト
東京都渋谷区広尾の病院所有地約29,000m2に建つゲートセキュリティ型マンション。広尾ガーデンヒルズの横に建つ50年定期借地権マンションで、地上6~18階建て計8棟、670戸。
※人や車の出入り口を4か所に限定し、各出入り口にセキュリティボックスを設置。メインゲートは24時間有人のセキュリティ・チェック体制。
売主:三井不動産レジデンシャル、三菱地所 ※完売済み
【関連リンク】「広尾ガーデンフォレスト」その別格の理由(高級マンション)
悪質な犯罪やそれに対する不安が減らない限り、このように「囲って安心を得る」という考え方にニーズはあると思います。ただし、日本におけるゲーテッド・コミュニティ、ゲーテッド・マンションという考え方は1980年代から始まった欧米と比較してもまだ始まったばかりです。
塀に囲まれた内側のセキュリティを高めても、一歩も外に出ずに生活を続けることは不可能です。本当に安心・安全な環境を求めるなら地域全体の防犯力を高めることも大切です。そのような意味でもゲートの外の地域との連携をどうとっていくかという点がこれからの課題になってくるでしょう。
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