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リフォーム減税で賢く住まいの性能アップ(2ページ目)

平成21年4月から新しい「リフォーム減税」がスタート。目新しいのはローンを組まずに自己資金で行う省エネ、バリアフリーリフォームに適用されること。減税制度を利用して賢く性能アップリフォームしませんか?

井上 恵子

執筆者:井上 恵子

住まいの性能・安全ガイド

省エネリフォーム

地球環境問題への関心も高く、省エネリフォームはこれから増えると考えられています。
地球環境問題への関心も高く、省エネリフォームはこれから増えると考えられています。
[Aさんの場合]
夏涼しく冬暖かい家にしたいと願ったAさんは、住宅のすべての窓を複層サッシに交換し、太陽光発電装置も設置することにしました。
* * * * *
リフォーム工事にかかった費用:計320万円
(窓の取り換え、太陽光発電装置を設置)
※工事費はすべて自己資金でローンの借り入れなし
所得税額控除(住宅リフォームに関する投資型減税):30万円(初年度のみ)
実質支払金額:(320-30=)290万円
* * * * *
Aさんは新制度を利用して省エネリフォームをした結果、30万円トクすることになりました。新しい省エネリフォーム減税の内容は以下の通りです。

■適用期間
改修後の居住開始日が平成21年4月1日~平成22年12月31日まで
■控除期間
1年……工事を行った年分のみを適用
■控除率
10%……控除対象限度額200万円、太陽光発電装置を設置する場合は300万円
■適用条件
1.省エネ改修工事を行った人が所有し、そこに住む住宅であること
2.次の要件をすべて満たすこと。
(1)全ての居室の窓全部を改修すること
また(1)と併せて行う下記の工事
(2)床の断熱工事
(3)天井の断熱工事
(4)壁の断熱工事
(5)太陽光発電装置の設置工事
■特長
「窓」を全面改修することが最低必要条件となっているところが大きな特長といってよいでしょう。(1)~(4)いずれの工事も現行の省エネ基準以上の省エネ性能があるものに改修することとなっているため、窓は複層ガラスまたは二重サッシにする必要があります。またなかなか進まない太陽光発電装置の設置を促しているところも注目です。

それではさらに次のページではバリアフリーリフォーム事例について、同じように見てみましょう。
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