住宅性能表示を利用すれば一目でわかる!
設計住宅性能評価を受けたマンションのみ使用できるマーク。広告で確認を。 |
信用できるひとつの判断材料として「住宅性能表示制度」があります。目に見えない住まいの性能を客観的に評価するこの制度は2000年に制定されてから年々広まり、現在では都心部の分譲新築マンションの約7割が利用しています。
具体的には10区分、32項目ある評価基準のうち「1.構造の安定」という区分で免震構造か否かを表示しています。その中の「1-3その他(地震に対する構造躯体の倒壊等防止及び損傷防止)」という項目で、免震構造物かどうかチェックする欄があり、一般の方でも簡単に確認できるようになっています。
免震マンションで差別化を図る
住宅性能表示制度において、この「免震構造物か否か」の表示は平成19年4月1日以降から新しく追加された項目です。「免震構造物」と明記できるようになったことでマンションを供給する側にとってもメリットが生まれました。これで「免震構造」だというお墨付きがもらえ、その他のマンションと差別化が図れるようになったからです。これから増える免震マンション
マンションは大切な資産です。建物自体を地震被害から守る工夫が求められています。 |
免震構造は、現在新しく建てられる病院ではほぼ100%に採用され、計算機センターやマンションなどで盛んに取り入れられるようになりました。最近では高さが100メートルを超える高層建築物や戸建住宅への応用技術も開発されているとのことです。
これからは、安全性と資産性、財産や人命を守るという点で大きなメリットのある「免震マンション」にぜひ注目してみてください。
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