マンション物件選びのポイント/マンションの内装・設備・向き

女性が喜ぶマンションの水回り最新設備(3ページ目)

最新マンションにおけるキッチン、バス、トイレなどの設備の中から「女性にとって便利&うれしい」という視点でガイドがセレクトしたものをご紹介。キーワードは「節約、清潔、手間いらず」です。

井上 恵子

執筆者:井上 恵子

住まいの性能・安全ガイド

節水&省スペース!トイレ設備

タンクレストイレの配置例。便器と手洗い器がコンパクトにまとまっている。
タンクレストイレの配置例。便器と手洗い器がコンパクトにまとまっている(画像提供INAX)。
いままで、マンションのトイレというとタンク付きの便器と天井吊収納のみの味気ない空間が多かったと思います。最近では、水をためるタンクを排したタンクレストイレに人気があります。タンクがなくなった分空間にゆとりができるため、その余ったスペースに便器とは別に薄型の手洗い器を置くことができます。やはりタンク付きのトイレと手洗い別のトイレでは、高級感に違いがあると思います。

まずタンクレストイレに着目すると、タンクがないため連続して流すことができます。最近の機種は総じて節水型となっているので流す水の量はだいぶ節約できるようになっています。

手洗い器を別に設置することで、以前のように床に手洗い後の水が落ちることも少なくなります。そして手洗い器の前に鏡があれば、ちょっとしたお化粧直しができる空間になります。奥行きが浅くてもカウンターが付くことで、そこに手拭き用のミニタオルを置いたり、花を飾ったりと空間の演出ができますね。来客時にはりっぱな「おもてなし空間」となるでしょう。

設備を上手に取り入れて理想の暮らしを実現

以上のように、さまざまな最新設備を取り入れることで、家事に掛る労力を少しでも軽減したり、少しの手間で清潔さをキープできたり、自宅でよりリラックスできたり、お客様を招く回数が多くなったりと、いろいろな場面で女性にうれしいシーンが増えてくるのはいいことですね。

ディスポーザーなどは戸建の採用はまだ少なく、マンションという集合体ならではのメリットと言えるでしょう。トイレ空間の演出も、以前は床面積にゆとりのある戸建住宅ならではの楽しみといった面もありましたが、くふうにより一般的なマンションでも可能になりました。

最近では例えば「自宅で料理サロン」を開く女性が注目を浴びるなど、自宅を拠点に活躍の場を広げている女性が多くなりました。女性と住まいには深い結びつきがあります。購入の際には悔いのないよう、必要な最新設備を上手に取り入れるようにすると良いと思います。

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