住宅設計・間取り/住宅設計・間取りのテクニック

光と風の流れをつくるテクニックを学ぶ

そよ風と陽の光は心地よいですね。家の中でもなるべくならば設備による空調や換気、ライティングに頼らずに、上手く工夫をして「風の流れ」「光の流れ」をつくりたいものです。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

自然と上手に付き合う


窓の形・配置によって明るく、風の通る廊下になります。
また光の落ちた床には表情が生まれます。<設計:(株)佐川旭建築研究所>


住まいの目的は家族が健康、安全な暮らしをするためのものです。しかし現実はつい価格や部屋数、見た目の良さに気を奪われ、住まいの目的を考えているかどうか疑問です。これは住まいを供給する側にも住まい手にも見られる傾向にあります。

近年特に情報量が多くなり、どうすればよいのか迷う人が多いです。その結果欠陥住宅を購入したり、工務店と信頼関係ができずトラブルになった人もいます。なかには迷った挙句、家相を相談する人もいます。しかし本来の家相は先人の知恵を生かし、自然と上手に付き合うことの教えなのです。変な迷信にはとらわれないことです。

気の流れは空気の流れ


高気密高断熱の住まいが増え、その結果通風計画がうまくプランされず、換気が悪く、ダニやカビ、臭気、ホコリなどがうまく排出されない家が増えました。もう一度現代家相学の教えである自然をうまく利用した家づくりを考えましょう。その具体的な例は窓のプランニングです。窓は気の流れをつくります。つまり空気の流れです。

空気の流れをつくる5つのポイント


1、1部屋に2つ以上の窓をつける
できれば少し離れた位置につけると風の流れはよい

2、対角線上に窓があると効果的
風を入れる窓は小さく、掃きだす窓は大きくするとより効果大


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