住宅設計・間取り/住宅設計・間取り関連情報

90センチと1メートルの嫌な関係

日本の住まいは、尺寸法を基準に考えています。廊下や階段、トイレなど、日常生活で頻繁に使う箇所の寸法は、尺とメートルいったいどちらにすればいいの?

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

日本の住まいのモジュール

一般に日本の家づくりの基本となる寸法(モジュール)は、91cm(半間)×182cm(1間)で1畳の広さです。仮に、364cm(2間)×364cm(2間)だと8畳ということになります。坪でいうと、2畳で1坪ですから、4坪ということです。

玄関、浴室、階段、廊下などはすべてがこのモジュールを基準としています。もしも玄関や浴室が狭いと感じた場合、少しでもモジュールをずらして広くすれば、それなりにゆったりとした気持ちになります。しかし生活をする中で、ずっとその空間にいるわけではありません。狭ければ狭いなりに工夫をすれば、それほど閉塞感を感じることはないのです。

意外と閉塞感を感じやすいのは廊下と階段ではないでしょうか・・・


設計:佐川旭建築研究所

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