シングル・DINKS向けマンション/DINKSのマンション購入

DINKSに向く街、向かない街(3ページ目)

以前のガイド記事でお話した、通勤立地と生活立地。この2つの立地を掛け合わせると、4つの通勤立地×3つの生活立地=12タイプの街ができます。今回は12タイプの中から、DINKSに向く街のタイプをご紹介しましょう。

大久保 恭子

執筆者:大久保 恭子

これからの家族と住まいガイド

12タイプのうち、DINKSに向く街のタイプは8つ

これら12のタイプの街のなかで、ずばりDINKSに向くのは8タイプです。

そのうち一生DINKS派に向くのは
(1)繁華街タイプ
(2)歴史ある下町タイプ
(4)駅前商店街タイプ
(5)明治からの高級住宅街タイプ
です。平日は仕事中心、休日は時間を目いっぱい有効に使って、レジャーを楽しむ二人の日常生活はシングルと基本的には変わりません。したがって、できるだけ都心に近い通勤立地、最寄駅に近い生活立地の街が向いています。

将来子育て派DINKSはさらに、
(3)江戸からのお屋敷町タイプ
(6)新しい下町タイプ
(7)ショッピングセンター付き住宅地タイプ
(8)大正からの高級住宅街タイプ
が加わります。この先子供を持つとして、妻はフルタイムで働きつづけるのか、パートもしくは専業主婦になるのか、また、子供の教育方針は個性に合わせて勉学重視か、自然の中で伸び伸び子育てか、で向く街は異なります。子供の数によっても向く街は異なります。将来子育て派DINKSはまず、理想の家庭像のイメージをきちんと持つことが街選びの前に必要なことですね。

DINKSに向かない街のタイプ

一生DINKS派に向かない街は、準郊外、郊外ブロックにある街です。仕事と家事の両立に無理が生じ、妻が過労で病気になってしまったり、住み替える際も買い手、借り手がつきにくかったりするケースも多々あるようです。またこうした街はもともと子育てファミリーを中心とした街づくりが行われており、DINKSのライフスタイルには馴染まない面が多々あると思います。

将来子育て派DINKSに向かない街は、都心ブロックの繁華街や歴史ある下町タイプです。大気汚染、騒音、交通量、犯罪など、子育てする環境としてはあまり良好だとは言い難いでしょう。大人には便利でも子供には暮らしにくい街といえます。

さて、DINKSに向く街のタイプが分かったところで、次回はこの8つの中から自分に最も向く街を絞り込む方法と絞り込んだ街に建てられるマンションの典型的な特徴についてお伝えしたいと思います。ご期待下さい。


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