最寄り駅からの徒歩時間でみる立地を生活立地とし、以下のように5分刻みで3つに分類しました。

駅から5分以内……駅近エリア
駅から6分~10分以内……徒歩圏エリア
駅から11分~15分……ギリギリ徒歩圏エリア

今回は、生活立地の違いが住環境にどのように影響するのかを見ながら、自分の暮らしにあった生活立地の選び方をご紹介します。

3つの生活立地にはどんな違いが?

まず、駅から5分離れるごとに、生活立地の構造がどのように変化するかをみてみましょう。
駅を中心とした生活立地
駅を中心とした用途地域の配置の一般的傾向をわかりやすいように、デフォルメした図です。

小田急線/祖師ヶ谷大蔵駅から徒歩2分の駅近エリア
小田急線/祖師ヶ谷大蔵駅から徒歩2分の駅近エリア。商業施設・商店街に混在して建つマンションは、階数が高いマンションが多い。
<駅近エリア>
駅のまわりや幹線道路の両側は規模の大きな商業施設の立ち並ぶ商業地域が存在します。私たちにもなじみの深い、駅ビルや駅のロータリー周辺のショッピング施設、オフィスなどが建つ地域がそれにあたります。住宅棟を含む駅前大型複合開発もこうしたエリアに存在します。とにかく仕事や通勤に便利で、資産価値も落ちにくいところ、という方に向いています。

小田急線/祖師ヶ谷大蔵駅から徒歩8分の徒歩圏エリア
小田急線/祖師ヶ谷大蔵駅から徒歩8分の徒歩圏エリア。商店街も近く買い物にも便利な立地、さらに緑の多い公園もあり。
<徒歩圏エリア>
第1種中高層住居専用地域や第2種中高層住居専用地域が多いエリアです。利便性をアピールするマンションはこうしたエリアに多く建っています。このような住宅地を通る道路沿いには近隣商業地域が隣接する場合が多く、日常的な買い物ができる商店街がよくあります。駅から近くて、生活にも便利な立地を、と考える人はこうしたエリアが向いています。

小田急線/祖師ヶ谷大蔵駅から徒歩12分のギリギリ徒歩圏エリア
小田急線/祖師ヶ谷大蔵駅から徒歩12分のギリギリ徒歩圏エリア。閑静な住宅地で静かな住環境、まわりには戸建て住宅が多い。
<ギリギリ徒歩圏エリア>
閑静な住宅地である第1種低層住居専用地域が中心のエリアです。駅からは遠く、場合のよってはバスを利用するケースも多くなりますが、その分静かで環境の良い住宅地であることが多いエリア。仕事よりは生活を重視する方や将来子育て派DINKSに向く生活立地といえるでしょう。

以上が典型的な生活立地の特色です。ざっくりではありますが、自分に向く・向かない生活立地が分かってきませんか?

次のページでは、3つの生活立地の住み心地を比較してみましょう。