夢や希望がいっぱいの皆様に少々不謹慎な話しで恐縮ですが、あなたが亡くなったら、そのマンションが誰のものになるのかを考えたことがあるでしょうか。あなたの大切なマンションを譲りたい人はいますか?

亡くなった人の財産や権利義務は、一定の親族(相続人)が承継します。これが相続です。あなたが将来、結婚し配偶者ができれば配偶者が相続人となり、子どもが誕生すれば、配偶者と子どもが相続人となります。

シングルは配偶者がいませんので配偶者が相続人となることはありません。シングルマザーなどの方の場合は、子どもが相続人なので、あなたのマンションは子どもさんのものとなります。

では、子どものいないシングルの場合はどうなるのでしょうか。


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あなたのマンションは親が相続


skichika
私のマンションは誰のもの?
亡くなった方に配偶者も子どももいない場合、親が相続人となります。あなたのマンションは親御さんのものとなります。

相続は、プラス財産もマイナス財産も継承する約束なので、住宅ローンという借金も当然に相続されます。気になりますね。

例えば、あなたが購入したマンションに親と同居しているケースを考えてみましょう。相続によりマンションが親御さんのものとなるので、子どもが亡くなっても住む場所が確保されひと安心。でも、年金生活者の親に何千万という多額の住宅ローン債務が残ってしまうと大変です。

住宅ローンの負担に耐えかねて、マンションを売却。イチから住まいを探す必要が出てきます。そのような万が一をカバーするのが、団体信用生命保険です。


団体信用生命保険で住宅ローンの残債はチャラ


団体信用生命保険は住宅ローンを契約する本人が加入する生命保険です。住宅ローンを借入れているあなたが死亡、もしくは高度障害になった場合に保険会社から支払われる保険金が住宅ローンの残債に充てられるのです。

「親とも同居していないし、マンションを残す必要もない。住宅ローンの残債はマンションを売却して返済してくれたらそれでいいから、団体信用生命保険なんて必要ないワ」そう思うシングルもいらっしゃることと思います。団体信用生命保険は、先にお話ししたとおり死亡の場合だけではなく高度障害の場合もカバーしています。そういう意味でも万が一の不安を取り除いてくれる保険だといえますね。

フラット35という住宅金融公庫と民間金融機関がタイアップして提供している住宅ローンでは、加入は任意。ですが、民間金融機関の場合、そのほとんどが加入を融資の条件としています。保険料は住宅ローンの金利に含まれるケースや金融機関が負担するケースなどがあります。


マンションを残したい人がいるなら遺言書を書こう


もちろんすぐに、という話しではありません。将来、あなたが生涯の友と巡り会い、あなたのマンションで同居していることも考えられます。「自分に万が一のことがあれば、友人にはこのままこのマンションで暮らして欲しい」あなたはそう考えるでしょう。ですが、親戚関係にない他人である友人があなたのマンションを相続することは難しいのが現状です。

そのような場合には、遺言書を書き「このマンションは○○さんに譲りたい」と意思表示をしておくことが可能です。遺言書には法律上の様々なルールがありますので、ご興味のあるかたは、以下の「相続・相続税」のサイトを是非ご覧ください。

マンション購入はあなたの人生の中でも大きなイベントの一つです。この機会にちょこっと人生の先を見つめてみませんか。


【参照サイト】
相続・相続税
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