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県民性で探す田舎暮らしシリーズ。
今回は、異国情緒あふれる長崎県をご紹介。「長崎県人」の体内に組込まれたDNAを探ります。県民性からみた、あなたにピッタリの田舎暮らしを見つけてみよう。
坂の街に漂う開放的な長崎の県民性
日本の鎖国時代、唯一の貿易港「出島」という外国への窓口をもっていたのが長崎。そこからヨーロッパや中国などの影響を受け、独特の文化や歴史を形成しました。日本・中国・西洋「和・華・蘭」の文化が今なお色濃く混在する長崎。それを称して「わからんまち」となるのだとか。色々な文化を混ぜこぜにする、チャンポン文化とも言えます。
鎖国という風通しのよくない江戸時代、長崎だけには新しい近代の風が吹いていました。当時の最先端の西洋学問が集まり、それを求めて勝海舟や坂本龍馬、桂小五郎などが、また蘭学や医学を学ぼうとする者たちが全国から長崎へ集まりました。この進取の気質と風土が、地方にありながらも洗練されたクロスカルチャーな街を誕生させたといえます。
長崎市といえば、坂の多い街としても知られています。海に通じるほとんどの道は急な坂道を下ったところにあり、また坂を登るにつれて、道は狭く細く入り組んでいます。しかしブラブラと坂を登りきって振り返れば、眼下に広がるのは約600といわれる無数の美しい小島。いつでもどこからでも海を見渡せる立体的な地形、このロケーションの素晴しさが長崎の開放性に通じているのかもしれません。
長崎のじげもん(地元の人)はコスモポリタン(国際人)。あけっぴろげで楽天的、新しいもの好き。また、男尊女卑の風潮が強い九州の中にあって男女平等意識も高く、九州らしくない県だともいわれています。一方、家族団らんが大切、しきたりを尊重すべきといった内向的な面もあるようです。ちょっと意外な感じもしますが、これは半島や島の多い「タコ足型県」といわれる地形が要因となり、人々の交わりが少なかったことによると思われます。
長崎の県民性は、あなたの田舎暮らしの候補地にピッタリですか?
◆長崎県のプロフィール
長崎の街は,深く入り込んだ長崎港、それを取り巻く標高300~400m級の山が衝立のように囲んでいます。市街地は、港に注ぐ河川沿いの平坦地とそれに連なる斜面上に形成されており、市域面積の約13%の地域に約77%の人々が居住するという、すり鉢型の高密度な市街地となっています。
湾や入江が多いため豊かな自然と美しい景観に恵まれ、2つの国立公園と2つの国定公園、6つの県立自然公園があります。県域の広さと海に囲まれた地形であるため、壱岐と対馬、長崎市と五島、雲仙周辺やその他の山地の3つの異なった型の気候が特徴ですが、山岳地帯を除けば全体的に温暖で雨の多い海洋性気候です。気温は暖流の対馬海流の影響をうけ1年間の最高・最低の温度差は少なく平均摂氏16.6度。
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