コアレスの螺旋階段
左/1階からの見下ろし。右/階段の上からは窓を介して自然光が入る。 |
住戸Eの1階と地階は、白い螺旋階段で繋がっています。よく見ると螺旋階段につきものの円柱がありません。そこには細い鋼材が通っているだけ。実はリボンのような優雅なアーチを描く側面の鉄板に、踏面が溶接されているのです。この鉄板の厚みは1.6?もあり、見かけによらずとても頑丈。まさに高度な技術に支えられた、建築家の美意識の結晶なのです。
◆建築家プロフィールと建築データ
これまでコーポラティブハウスを数多く手がけてきた、伊藤正さん率いるゼロワンオフィスの第9作目「ARCO」。どの住戸も個性的ですが、その中でも地下空間を活かした印象的な2戸を紹介します。
左/1階からの見下ろし。右/階段の上からは窓を介して自然光が入る。 |