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共働き夫婦の育児休職、マネープランはどうする?(4ページ目)

共働き夫婦から、育児休職取得とマネープランに関する相談が増えてきました。育児休職を取った場合のマネープランへの影響などを解説します。父親の育児休業取得を支援する「パパ・ママ育休プラス」など、改正育児・介護休業法の最新情報もあります。

平野 泰嗣

執筆者:平野 泰嗣

ふたりで学ぶマネー術ガイド

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夫婦で育児休業を取る時代に向けて

■夫婦で育児休業を取って、育児をする時代になるには時間がかかる
夫婦が協力して育児・子育てができる時代が早く実現できるといいですね!

夫婦が協力して育児・子育てができる時代が早く実現できるといいですね!

今回は、育児休業の取得とマネープランの関係について見てきました。共働き夫婦が増える中で、育児休業を取得して職場復帰をし、共働きを続けることが一般的になってきました。けれども、妻が育児休業を取得して、職場復帰をするという女性側に重い負担のかかるケースがほとんどです。

今回の法改正は、仕事と家庭(子育て)の両立支援、そして、特に父親の子育てへの参加を促進する内容が盛り込まれています。過去に育児休業法が制定された当時、女性の育児休業取得率がなかなか伸びなかった頃がありましたが、今は9割の女性が育児休業を取得しています。これは、企業の中で、女性が育児休業を取得し職場復帰することが一般的なこととして受け入れられるようになったからと言えます。

男性の側から見れば、自身が育児休業を取ることにはまだまだ抵抗があります。そして、企業側も男性が育児休業を取ることに対する理解はまだまだ不十分です。夫婦で育児休業を取って、夫婦で子育てを協力して行うという時代に向けて、国と企業と個々人が努力をする必要がありそうです。

■父親も仕事と子育てを楽しもう!
時代の一歩先を行って、仕事をしながら子育てを楽しむ男性も着々と増えています。NPO法人ファザーリング・ジャパンでは、「さんきゅうパパプロジェクト」を通して、父親の育児休業取得に関する情報を提供しています。
「さんきゅーパパプロジェクト」とは、改正育児介護休業法でパパだけに認められた産後8週間の育児休業を「パパ産休」と名付け、この期間に育休を取得する男性(さんきゅーパパ)を増やすことで父親の育児参画を促し、子育て家庭における夫婦の調和、親子の絆を確かなものとする。また企業、国、自治体等におけるワークライフバランスや次世代育成の取組みを推進することを目的とした、NPO法人ファザーリング・ジャパンが実施する社会変革プロジェクトです。

このような活動が浸透して、父親の育児休業を取得する輪が広がればいいですね!

【関連リンク】
共働きのワークライフ&マネーバランス
夫は外で働き、妻は家庭を守る?
ワークライフバランスの理想と現実・男性編
ワークライフバランスの理想と現実・女性編

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