借り換えを検討した方がおトクなケースも

以前借りた住宅ローンの金利が一定以上高い場合、借り換えにかかる手数料を考慮しても、住宅ローンの借り換えをしたほうがおトクなケースがあります。

では借り換えのとき、今までの火災保険はどうすればいいのでしょうか?
 

旧公庫ローンを借り換えても、特約火災保険は継続できる

時価契約では建物の再築ができないことも

借り換え後も特約火災保険は続けられます

旧公庫ローンを借り入れている場合、特約火災保険への加入が義務付けられていたため、ほとんどの人が「特約火災保険」に加入しています(「選択対象火災保険」での契約も可能でしたが、実際に契約している方はわずか)。

さらに、特約火災保険は債権保全のため、旧公庫第一順位の質権が設定されるしくみとなっており、ローンが完済するまで契約を続けることになっています。

ただし、旧公庫ローンを民間ローンに借り換えるときは、特約火災保険を解約して別の火災保険にするのも、そのまま継続するのも契約者の自由です。

特約火災保険を継続する場合、特約火災保険の保険料の圧倒的な安さを、旧公庫ローンでないにもかかわらず享受できる点はメリットです。

 

特約火災保険もメンテナンスしよう

保険証券を用意して問い合わせを!

保険証券を用意して問い合わせを!

特約火災保険を継続するなら以下のメンテナンスをしておきましょう。

住宅再建に必要な保険金をきちんと受け取るには、保険金額が適切な金額で設定されていなければなりません。

そこで、火災保険金額の確認をし、契約時ではなく、現在の再調達価額で設定し直すことが必要です。保険証券を片手に、特約火災保険の窓口である「損保ジャパン日本興亜特約火災保険部(0120-372-215)」に直接問い合わせれば、再調達価額を教えてもらえます。適切な保険金額が契約時よりも上がっていれば、追加の保険料が必要ですが、下がっていれば保険料は戻ります。なお、旧公庫ローンのまま借り換えをしない場合でも、メンテナンスはいつでも可能です。

 

ローン借り換えは火災保険見直しの良いきっかけ

火災保険を解約すると、未経過期間分の保険料は戻る

火災保険を解約すると、未経過期間分の保険料は戻る

民間ローンの場合、ローン契約時に長期の火災保険の契約をしていることが多いでしょう。他の民間ローンに借り換えるときは、火災保険を現在のまま継続することも、他の商品に契約をし直すことも、おおむね問題なくできます(※火災保険に質権が設定されている場合は、質権者の承認が必要です)。

以上、借り換えにあたっては、現在の火災保険契約をメンテナンスしながら生かしていくこともできますし、契約し直すこともできます。いずれにしてもほったらかしにしやすい火災保険ですから、借り換えを火災保険見直しのきっかけにするといいでしょう。その際は、保険金額と補償内容、保険期間を確認することが必要です。保険金額は時間とともに変わりますし、最近は火災保険の新商品の販売が相次ぎ、旧商品とは補償のなされ方なども変わってきています。

また、最近販売されている各社独自の火災保険商品は、おおむね再調達価額で契約するのがルールとなっているので、近年契約した火災保険なら、古い住宅であっても再建に必要な金額を受け取ることができます。さらに、2010年4月より「保険法」が施行され、保険契約者保護が今までより強化されています。これを受け、昨今の火災保険は以前よりもわかりやすく進化しています。

このように、火災保険をめぐる状況が大きく変わってきていることも踏まえますと、10年以上前に長期契約の火災保険をしている場合、速やかな見直しをおススメします。もし新しい保険に契約をし直す場合、今までの火災保険の未経過期間分の保険料は戻ってきますので、解約手続きと解約返戻金の受取りもお忘れなく。


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