遊・観・食! すべてが満たされる観光天国・四川
心が洗われるような大自然 (C)AbeMie
パンダとお茶のふるさと
四川省は
中国の西南部に位置し、豊かな自然が息づく美しい地域で、世界中で愛されているパンダの故郷でもあります。
33に分かれた行政区分中、5番目に面積が広く(日本の1.3倍)、人口は、河南省、山東省に続いて3番目に多いところです(ちなみに
上海市25位、
北京市26位)。
世界遺産・黄龍 (C)Take
省都である成都は、歴史的遺産が豊富で、1982年に国家歴史文化名城に指定されています。また、西部大開発の拠点として経済の活性化も進み、今後の更なる発展が期待されています。
そんな、気になる四川省の魅力を、観光スポットや四川料理なども含め、色んな角度からご紹介していきます。
四川の地理「天国と称される場所」
中国最大のパンダ保護区 (C)AbeMie
自然と戯れるパンダ (C)AbeMie
四川盆地が東部一面に広がる四川省は面積が485000平米で、東は重慶、西はチベット自治区、南は貴州省・雲南省、北西は青海省、北は甘粛省・
陝西省と接しています。内陸ですが、温暖で肥沃な米作地であるため、古くから「天府之国(天国)」と称されてきました。また、北部はパンダの生息地として知られ、臥竜自然保護区は
中国最大のパンダ保護区。カンゼ・チベット族自治州に位置する大雪山脈ミニヤコンカは、標高7556メートルの省内最高峰で、「ミニヤ国の白い山」という意味があります。かつて四川省に属していた重慶は、1997年に北京、上海、天津に続き4番目の直轄市となり分離しました
四川の人口「少数民族が435万人!」
省人口の5%が少数民族
四川省の人口は約8725万、その多くが漢民族ですが、少数民族も全体の5%を占めています。割合的には、漢民族95%、イ族2.6%、チベット族 1.5%、チャン族0.4%、他0.5%という分類。省は18の市と3つの自治区に行政区画されており、アバ・チベット族チャン族自治州、カンゼ・チベット族自治州、リャンシャン・イ族自治州に、多くの少数民族が住んでいます。チベット族、ペー族、イ族、リス族、ラフ族、チャン族、ムーラオ族など、チベット系や東南アジア系の少数民族が多く、それぞれが独自の文化や風習に習い、全く違った生活様式を築いています。