実践STEP.6-3 文字を左右に寄せる
価格は、右寄せで表示するのが一般的です。
HTMLでは、そのままでは左寄せで表示されてしまうので、ここでは「価格」を表示しているセルに対してだけ、 右寄せで表示されるようなスタイルを書いてみましょう。
価格を表示しているセル(=td要素)には、「price」というクラス名を付加(=「 class="price" 」という記述を付加)していました。 ですから、このpriceクラスのみを対象にするスタイルを記述すればよいことになります。
text-align: right;
}
上記のソースでは、「td要素」のうち「price」というクラスに対してだけスタイルを適用するように記述しています。
text-alignプロパティは、文字の配置を指定するプロパティです。値に「right」と記述すれば「右寄せ」で表示できます。
このスタイルを適用させると、次のようになります。
作品名 | 作家名 | 出版社 | 価格 |
---|---|---|---|
合計 | 1,710円 | ||
涼宮ハルヒの憂鬱 | 谷川 流 | 角川書店 | 540円 |
ゼロの使い魔 | ヤマグチノボル | メディアファクトリー | 580円 |
灼眼のシャナ | 高橋弥七郎 | メディアワークス | 590円 |
価格を表示しているセルだけ、「右寄せ」で表示されるようになりました。
さらに、「作品名」は左寄せで表示させてみましょう。
「作品名」は、th要素を使っているため、標準でセンタリング(=中央寄せ)されて表示されています。 これを左寄せで表示させるには、次のように記述します。
text-align: left;
}
ここでは、表のヘッダやフッタを除いた「表のメイン部分」のth要素のみを対象にしたいので、 「tbody要素の内側にあるth要素」だけにスタイルを適用するように記述します。
このスタイルを適用させると、次のようになります。
作品名 | 作家名 | 出版社 | 価格 |
---|---|---|---|
合計 | 1,710円 | ||
涼宮ハルヒの憂鬱 | 谷川 流 | 角川書店 | 540円 |
ゼロの使い魔 | ヤマグチノボル | メディアファクトリー | 580円 |
灼眼のシャナ | 高橋弥七郎 | メディアワークス | 590円 |
ずいぶん完成に近づいてきました。
実践STEP.6-4 文字と文字の間隔を広くする
さて、「作品名」・「合計」といったヘッダセルは、セルの横幅に対して文字数がかなり少ないため、文字が詰まって見えます。 文字と文字の間隔を広くして、ヘッダらしく見えるようにしてみましょう。
表をワープロ並みに装飾する手順 (目次)
- [HOME] はじめに:表の罫線をワープロ並みに装飾したい
- [準備STEP.1] HTMLで表を書く
- [準備STEP.2] サンプル表のHTML上のポイントを確認
- [実践STEP.1] 表の外枠を描く
- [実践STEP.2] 表の内側の線を描く
- [実践STEP.3] 縦線と横線で線種を変える
- [実践STEP.4] 表のヘッダ(上部)だけ装飾を変更する
- [実践STEP.5] 表のフッタ(下部)だけ装飾を変更する
- [実践STEP.6-1] 表の文字サイズを指定する
- [実践STEP.6-2] セルの余白を指定する
- [実践STEP.6-3] 文字を左右に寄せる
- [実践STEP.6-4] 文字と文字の間隔を広くする
- [実践STEP.6-5] フォントを指定する
- [まとめ] 記述したスタイルシートのまとめ