投資信託/ファンドの種類を紹介

知っておきたい外国債券ファンドの基礎知識(3ページ目)

分配型に多く人気の高い外債ファンド。先進国のソブリン債に加え、新興国のエマージング債や信用度の低いハイ・イールド債がランキング上位を占めています。購入する前には、基礎知識を抑えておきましょう。

執筆者:牧野 なな子

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外債ファンドを購入する前に

外債ファンドを購入する前に、ファンドの種類の他に決めておきたいことがあります。

外債ファンドの

外債ファンド、人気ランキングだけでなく、ファンドの中身を検討しましょう。

分配型?無分配型?
外債ファンドには分配型を用意しているものが多いのも特徴ですが、この分配にも注意が必要です。なぜなら、資産を出来るだけ増やしたいという方には、複利効果が得られないもの。再投資といって、分配金をまた投資に回すにしても、一度出た分配金には20%の税金がかかります。また、収益が出ていない時にも、ファンドの資産を切り崩して分配していることもあります。

毎月の分配が高いからといってファンドを選ぶのではなく、投資の目的を明確にし、分配の有り無しを選択。また、運用に無理をした分配をしていないかなどのチェックをしておきましょう。
参考記事 投信を買う前に知っておきたい分配金の知識

●「為替ヘッジ」あり?なし?
為替ヘッジとは、あらかじめ一定の外国為替レートで円と外貨を交換する取引契約をしておくこと。これにより為替変動リスクを低減できるので、円高になっても基準価額が下がりにくくなります。ただし、逆に円安になっても基準価額が上がりにくく、為替差益を期待できないのが欠点です。
為替差益も狙うなら「為替ヘッジなし」タイプの外債ファンドを選んでおきましょう。
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