イタリア/イタリアのおすすめエリア

ベネチア、ミラノ、トリノ他北イタリア(4ページ目)

イタリア半島北部には、水の都ベネチア、モードの街ミラノ、そしてエレガントな食の都トリノ、活気ある港町ジェノバなど、個性豊かな都市があります。北イタリアの気候や食、北イタリアを代表するこれらの4つの都市と、そこからアクセスしやすい小さな町々、世界遺産チンクエテッレ、世界遺産ヴェローナ、リゾート地コモ湖や白トリュフの町アルバをご紹介します。

岩田 デノーラ 砂和子

執筆者:岩田 デノーラ 砂和子

イタリアガイド

北イタリアの町3 トリノ

豪奢な石造り建築に囲まれたサンカルロ広場

豪奢な石造り建築に囲まれたサンカルロ広場

フランス国境に近いトリノは、19世紀にイタリアが統一される以前は、エリア一帯を統治していたサヴォイア王国のお膝元として、華やかな宮廷文化が浸透していたところ。他のイタリアの町々と比べても、洗練された魅力が香る町です。

また、バローロやスローフード協会発祥の地ブラがあるピエモンテ州の州都であるトリノは、グルメの町としても有名。ジャンドィア発祥の地でもあり、由緒あるチョコレート屋さんや宮廷文化の流れをくむ優雅なカフェなど、スィーツ好きには見逃せません。

世界遺産でもある「サヴォイア王家の王宮群」や貴重な資料を展示する「エジプト博物館」、町の中でひときわ高く聳え立つ「アントネッリアーナの塔」(内部は国立映画博物館)など、観光資源も豊富です。

<トリノへのアクセス>
  • イタリアを含む各ヨーロッパの都市からトリノ・カゼッレ空港へ到着。
  • ミラノ中央駅からユーロスターで約1時間(上記イタリア鉄道時刻表サイト参照)。
  • トリノ・カゼッレ空港、ミラノマルペンサ空港からトリノ市内へバスでアクセス(運行しているSedam社時刻表)。

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北イタリアの町4 ジェノバ

ジェノバの豪邸のヒトツ「パラッツォ・ロッソ(赤の邸宅)」

ジェノバの豪邸のヒトツ「パラッツォ・ロッソ(赤の邸宅)」

地中海に面したジェノバは、イタリア最大の港町。イタリア統一のずっと前、16世紀頃には「ジェノバ共和国」として、アマルフィ、ベネチア、ピサなどと並ぶ地中海列強の海運国だった歴史を誇る町です。

港町特有の雑多で陽気な活気が満ちる町には、当時16~17世紀にかけて建てられた豪華な大邸宅が現存しており、かつての栄華を垣間見ることもできます。これらの建物群は、「レ・ストラーデ・ヌォーベとパラッツィ・ディ・ロッリ」と言う名称で、世界遺産にも指定されています。

また、温暖なリグリア州の州都であるジェノバは、オリーブオイルやバジリコが有名です。日本でも人気の「ジェノベーゼ」は、バジリコと松の実と新鮮なオリーブオイルが素材のこの地域の郷土料理。ご当地では「アル・ペスト」と呼ばれます。

<ジェノバへのアクセス>
  • イタリアを含む各ヨーロッパの都市からジェノバ・コロンボ空港へ。
  • ミラノからインターシティで約1時間40分、ローマからはチヴィタ・ベッキア、ピサなど海沿いの町を通り、インターシティ・プラスで約5時間。
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