どんな結婚式の形が二人にあっているのでしょうか?
ここでは、どんなウェディングの形があるのかを、分類して見ていきたいと思います。
結婚式の形1:挙式+披露宴
挙式とお披露目の会を広く行うのが日本のスタンダードな結婚式
挙式は、信仰がある場合や強い希望がある場合は、外部の施設で行われることもありますが、多くは式場内の挙式会場で行うので、同じ日に挙式・披露宴の両方を行うことがほとんどです。
新郎宅で杯を交わし、酒肴を振舞った、古くからの結婚式がルーツなので、基本的に披露宴は「振る舞い」として準備するもの。お世話になった方、これからもお世話になりたい方を招待し、おもてなしをするのです。
結婚式の形2:挙式+軽目のパーティ
最近増えているのが、挙式と、ブッフェスタイルでのカジュアルな披露パーティという形。会費制にするのが一般的です。海外挙式をして、帰国後にパーティとか、親族のみで挙式と会食をし、後日友人とのパーティを行うなど、あまり大げさでないウェディングを望む新郎新婦に人気です。あまりゲストに負担にならないようにこの形を選ぶケースも多いので、ブッフェスタイルが主流ですが、2次会のような印象をもたれない工夫も必要になります。特に会社の上司や親族など、目上の人や年配者が多い場合は注意が必要です。
ブッフェでも席を用意して着席スタイルにするとか、会費をそれなりの金額に設定し、着席のフルコースにするとか、カジュアルすぎない内容にするとよいでしょう。引出物は不要ですが、¥1,000程度のお菓子などを用意することが多いです。
結婚式の形3:挙式のみ
割り切って挙式またはお披露目のどちらかだけというのも1つの方法
挙式・披露宴(パーティ)の場合、人間関係のしがらみを避けるのは難しく、あまり積極的に呼びたくないゲストも呼ばなければいけないという状況になりがちですが、挙式のみということであれば、しがらみは気にしなくて済みます。
海外挙式の人気は、新婚旅行を兼ねられ、結果的にリーズナブルということもありますが、しがらみのなさも一因だと言えるでしょう。
結婚式の形4:披露宴(パーティ)のみ
フォーマルな挙式・披露宴は行わないが、友人などの身近なゲストを呼んだパーティをする形。パーティの冒頭で、簡単な人前式などのセレモニーを行う場合も含めて、カジュアルに、気軽に行いたいという新郎新婦に広がっている形です。軽い食事でゲストと楽しく過ごすと考えれば、いわゆる2次会会場を利用してもいいわけです。クラブやバーラウンジ、ライブハウスなどでもパーティを行っていることがあるので、好みの空間で趣味などを生かしたパーティを行うこともできます。
ブライダル施設を使わず、カフェや一般のレストラン、またはスペースを借りてケータリングで料理を用意するなどしてパーティを行えば、比較的安価で済みます。企画上手な友人を巻き込んで、一緒に手伝ってもらうのもいいかもしれませんね。
※「2次会」とは本来、「1次会(披露宴)」があって、その後に行うパーティに対して使われる言葉です。2次会的パーティのみをするという場合は、この形と考えてください。
結婚式の形5:記念写真のみ
最近増えているのが2人にとって記念になればいいというミニマムな形
衣裳を複数選べたり、スタジオ撮影だけでなく、撮影許可が取れる公園や邸宅でのロケーション撮影ができたり、バリエーションはさまざま。もちろん、価格もさまざまではありますが、普通に結婚式をするのと比較すればかなりお安い金額で済むので、そこそこお金を掛けて、衣裳や撮影場所にこだわって撮影する新郎新婦も増えているそう。
再婚で挙式・披露宴はしないという場合や、できちゃった結婚でお金がない場合など、ふたりだけの記念として、ぜひ写真だけでも残してみてはどうでしょう。
結婚式の形6:入籍のみ
究極のシンプル・ウェディングは、やはり入籍だけで済ますこと。日本では、特にセレモニーをしなくても、婚姻届を提出すれば法的に夫婦になれます。しかし、現在でも、挙式も披露宴もなしに結婚するのは、2度目(場合によっては3度目以降)の結婚とか、できちゃった結婚とか、金銭的な問題とか、言ってみれば「ワケアリ」だからだ、というイメージが強く残っているのも事実。
だからこそ、親世代はまだまだ、そういう風に見られることを気にして、何らかのセレモニーを勧めてくるかもしれません。なぜ結婚式をしないのかをきちんと伝え、納得させることも必要です。
周囲にも、結婚の事実はきちんと伝えた方がいいでしょう。遠方の親族には挨拶状を出す、身近な友人にはお互いの相手を紹介する場をセッティングするなど、自分達の意思で選んだスタイルなんだということを堂々と伝えると、周囲の人も安心するはずです。
さあ、あなたにぴったりな形はありましたか? 結婚式の形を決める前に、ふたりで自分達の希望をすり合わせることから始めてみてくださいね。