挙式ナシ入籍のみの「ナシ婚」が増え続ける現状

婚姻届

結婚式は挙げずに婚姻届だけ出したというカップルが増加中。

最近、よく耳にするようになった「ナシ婚」という言葉。ナシ婚とは、「結婚式を挙げずに入籍だけ」の結婚のスタイルですが、なんとこのナシ婚率、婚姻件数から結婚式件数を引いた数字がナシ婚数だとすると、およそ半数近くになるのです。

確かに最近は、SNSなどで結婚したことを報告する人も増え、「結婚式は?」とたずねても、「そのうち……」「落ち着いたら……」と言葉を濁されることが多くなったような気がします。

みんなのウェディング調べ(2017年)

出典:みんなのウェディング「ナシ婚」に関する調査2017



ナシ婚にする理由は、
1位 経済的事情(23.2%)
2位 セレモニー的行為が嫌(10.6%)
3位 結婚式以外のことにお金を使いたい(9.9%)
4位 おめでた婚(9.3%)
みんなのウェディング「ナシ婚調査2017」より

と、経済的理由がトップ。結婚式は「高い」「お金がかかる」イメージがあり、やっと就職して働き始め、なんとか2人で力を合わせて楽しく暮らしているという若いカップルには高いハードルなのかもしれません。

また、授かり婚も結婚式をしない(できない)大きな理由の一つ。結婚カップルの1/4とも言われる授かり婚ですが、確かに体調がよくないときの結婚準備は心身ともにストレスがかかってたいへんなもの。結婚式より、子どものためにお金を使いたいという気持ちもわかります。

■ナシ婚の理由について
<経済的事情>
・金銭面が厳しく子供も産まれるので貯金をしなければいけなかった。(福島県 20代 女性)
・挙式、披露宴は行いたいがお金がない。(神奈川県 20代 女性)
<セレモニー的行為が嫌>
・人前に出るのがいや。面倒。注目されるのが苦手。(新潟県 30代 女性)
・晴れ舞台が苦手。(神奈川県 30代 女性)
<結婚式以外のことにお金を使いたい>
・挙式、披露宴にお金を使うよりも、その後の生活や貯蓄に回したいから。(愛知県 30代 女性)
・式をするお金で旅行したほうがいいと思ったため。(東京都 30代 女性)
<その他の理由>
・妊娠中で体調も悪く行う気にならなかった。今は子どもがもう少し大きくなるまではやりたいと思わない。(愛知県 20代 女性)
・ドレスをきて写真撮影だけで満足してしまった。(北海道 20代 女性)
出典:みんなのウェディング「ナシ婚」に関する調査2017


ナシ婚でも結婚報告するのが「大人のマナー」

ナシ婚

2人の結婚を心から祝ってくれる人の存在を忘れないようにしましょう。

ただ、それでもガイドが結婚式をおすすめするのには、理由があります。これは、実際に結婚してみてからでないとわからないかもしれませんが、結婚は2人が思う以上に周囲の人との絆で支えられるものだからです。

結婚とは、2人が独立した新しい家庭を築いていくこと。一つの家庭を持つということは、社会の中で大人として見られるということなので、それなりのお付き合いが求められます。これまでは知らないところで親がフォローしてくれていたようなことも含め、全部自分たちで周囲への気遣いをして、お付き合いをしていくことになります。結婚式は、そのスタートのセレモニー。2人で家庭を築いていきますということを宣言し、結婚相手を紹介する絶好のチャンスなのです。

結婚式はお金がかかるという印象はありますが、実際はご祝儀をいただくこともあり、過美になりすぎなければ自己負担額をおさえることもできます。また最近は花嫁の体調を考慮した授かり婚カップル向けのウェディングプランも各式場で増えているので、最初から“ナシ”と決めずに検討してみてはいかがでしょうか?

以前こんな話を聞いたことがあります。
「授かり婚で急に結婚が決まったために、なんとなく親族への挨拶もしそびれていたところ、親族に不幸があり、葬儀に行かざるを得なくなりました。親戚がたくさん集まる葬儀の場で結婚と妊娠の報告をしなければならず、私も彼も、彼のご両親もちょっとバツが悪い感じでした」

おめでたい報告が苦い思い出になってしまうのは悲しいですね。タイミングが悪く、結婚式はできなくても、結婚報告さえしておけばこういう状態にはならなくて済んだかもしれません。

年賀状

結婚報告を出しそびれていたカップルも年賀状で結婚報告を!

様々な理由でナシ婚を選択しても、せめて結婚報告は何らかの手段で行うことをおすすめします。たった1枚の「結婚しました」ハガキが、これからの2人を支えてくれる人たちの輪を広げるキッカケになるからです。

折りしも、いまは年賀状を出せる時期。


最近結婚したカップルはもちろん、結婚報告をきちんとしていなかったカップルも、チャンスです。年賀状を活用して結婚報告ができるからです。なんといっても、別々に出すよりコストが半分で済むのも魅力ですから、日本の慣習を利用して、スムーズに結婚報告をしてしまうのも賢い選択です。

>>次のページで結婚報告と年賀状を兼ねる場合の注意点を紹介します