本格麦焼酎おすすめベスト5!
2位:百年の孤独
幻の焼酎の魁。1985年(昭和60年)に発売された樫樽長期貯蔵の麦焼酎。商品名がブラジルの小説家ガルシア・マルケスの長編小説タイトルから付けられていることや、手作業で包まれる独特のクラフト紙の包装やコルク生地のラベルが、それまでの焼酎とは一線を画す斬新な特徴だったということを知っている焼酎好きは多いが、見えないような小さな文字で「音楽というものは、それを聴き終った瞬間から空(くう)に消えさってしまい、二度ととりもどすことは出来ない」という、アドリブを得意とするアメリカ人ジャズマン、エリック・アラン・ドルフィーの言葉が包装紙に記載されていることを知る人は少ない。この焼酎を幻にしたのは、このボトルにこの言葉を最初に発見したジャズ・フリークかもしれない。
もとは山芋焼酎のブレンド用として樽にストックしていた麦焼酎。現社長黒木氏が、経営低迷期を奪回するためにこのスタイルで売り出し爆発的に売れた。淡い琥珀色。まるでウイスキーのような軽いスモーキーフレーヴァー。しかしウイスキーにはない麹を使った日本の本格焼酎らしい柔らかな旨味みたいなものが感じられる印象的な味わい。心地いい余韻。これらに魅せられる人は今も後を絶たない。プレミアム価格で売られている。減圧蒸留で造られる同社の麦焼酎「中々」も人気。
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定価 720ml 3,056円(税別)
ネット上での価格 720ml 5,980円~10,000円程度
■株式会社黒木本店
住所:宮崎県児湯郡高鍋町大字北高鍋776
電話:0983-23-0104
本格麦焼酎おすすめベスト5!
1位:兼八
やはり第1位。この香り、味わい、長く長く残る心地いい後味。兼八の代わりになる麦焼酎にはいまだ巡り会えない。紹介をするたびに「麦チョコ」といってしまうほど、チョコレートのようなビターで甘い風味と麦の香ばしさをこれほどバランスよく楽しませてくれる麦焼酎が他にあるだろうか。
大分県宇佐市、大正8年創業の伝統蔵。現在は4代目と5代目が造りに従事している。主要銘柄は「宇佐むぎ」だが、1998年からある「兼八」ブランドは、はだか麦とはだか麦の麹を使用したタイプで、今や全国区。プレミアム焼酎の仲間入りをしている。
オンザロックでも独特の個性を失わず、焼酎通には感動を、初心者には驚きを与えてくれる。最近では、航空会社のファーストクラスは元より、ミシュラン三ツ星のフランス料理店などでも食後酒として提供されている。原酒などもある
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1800ml 2,625円(定価)~13,230円
720ml 1,365円(定価)~5,980円
■四ッ谷酒造有限会社
住所:大分県宇佐市大字長洲4130
電話:0978-38-0148
初心者にも簡単!おいしい麦焼酎の飲み方・割り方
いろいろ紹介してきたので、最後におすすめの飲み方をまとめてみよう。■コーヒー割り
家にある麦焼酎でもいいし、コンビニで買えるお手頃な焼酎でもかまわない。コーヒーを加え、軽くかき混ぜると、麦焼酎の香ばしさがコーヒーの味わいとよく合う。クリームやミルクを入れるのもあり。甘くして飲むもブラックで飲むもお好み次第。
■野菜ジュース割り
焼酎が苦手な方には、野菜ジュース割りがおすすめ。麦のコクと野菜の甘さがマッチして、飲みやすい一杯に。やさしい味わいが広がる。
■蜂蜜を加えると、まろやかに
また蜂蜜を加えると、まろやかな舌触りに。冬はホットで、夏はロックや水割りで飲むのがいい。お好みでレモンスライスを添えると爽やかな風味を味わうことができる。
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