なんでも、今年、麦焼酎の消費量を、芋焼酎のそれが抜いたらしい。昔は、芋焼酎なんて臭くて飲めたもんじゃないとか言っていたのに・・・・。やはり、最近の焼酎ブームを下支えしているのは、芋なのかもしれない。しかし、この芋人気、長年、臭い、強い、安酒といわれ続けた焼酎メーカーの根性と努力と研究と情熱から生み出されたもの。メーカー各社には心から敬意を払いたい。

さて、幻といわれるプレミア価格のついた芋焼酎は、まだまだある。友田個人的に思い入れのある銘柄も交え、人気の本格芋焼酎を5つ紹介しよう。「ああ、飲みたいっ」と思っても、申し訳ありません、購入が難しいものありです。なら、ますます、飲みたくなるって?


5位:富乃宝山

富乃宝山
 

芋焼酎ブームの火付け役ともいえる西酒造の富乃宝山。臭みがなく、ふかしたさつまいもの甘い香り、いや、モンブランやマロングラッセのようなスイーツの香り、いやいや、完熟オレンジといってもいいくらいのフルーティーで華やかな香りがとにかく印象的。他は飲めないけどこれは飲めるというファン多し。洗練された芋焼酎のパイオニアだ。

この黄麹仕込みのオンザロック向き富乃宝山のほか、黒麹の吉兆宝山、白麹の白天宝山、芋麹の宝山芋麹全量、芋の種類違い数種、高アルコール、熟成タイプ、数種のスタンダード銘柄などなどかなり幅広い商品がある。

<DATA>
1800ml 2,500円~6,000円
720ml 1,500円~3,000円

西酒造株式会社
住所:鹿児島県日置市吹上町与倉4970番地17
電話:099-296-4627


4位:朝掘り芋焼酎 川越

朝掘り芋焼酎 川越
 

江戸時代創業で現当主は19代目という宮崎県の伝統蔵、川越酒造場。宮崎市の西隣に位置する国富町で、無農薬・有機肥料栽培の朝掘りの「甘藷」(=黄金千貫)をその日のうちに処理し、良質の水をふんだんに使い、家族のみで丁寧に手造りで生み出される「川越」は、ANAファーストクラスにも搭載されている。

生産量も200石で、発売と同時に売り切れとなる珠玉の一本。ふわりと淡い芋の香り、なめらかさ、きりりと引き締まったドライな後味と、どこを切り取っても感動という言葉が出てくる。スタンダード商品は、芋の「金の露」と米の「赤とんぼの詩」がある。

<DATA>
1800ml 3,000円~8,900円
720ml 1,500円~6,000円

川越酒造場合資会社 
住所:宮崎県東諸県郡国富町大字本庄4415
電話:0985-75-2079


3位:きろく

きろく
 

「百年の孤独」「野うさぎの走り」など幻の焼酎のまさに「走り」として知られる宮崎県高鍋の黒木本店。農業生産法人(有)甦る大地は、焼酎カスから飼料をリサイクル製造するシステムを構築した焼酎界エコ農業の魁でもあり、有機農法、地域循環型農業に力を注いでいる。

「きろく」は、自家製の黒麹と有機栽培で作られる自社農園のサツマイモを尾鈴山の名水で仕込み、木桶蒸留後は原酒のまま3年間寝かせてから出荷。落ち着いた香りと、まろみとキレとを併せ持つ品格ある芋焼酎の逸品。ちなみに黒木本店の所在地の番地は、北高鍋776。ラベルの七七七六と不思議な符号の連動をみせる。だが、偶然だとか。限定だが新酒もある。地元の人に愛される芋焼酎「たちばな」も飽きない旨さで人気。

関連記事:蔵リポートその1
関連記事:蔵リポートその2

<DATA>
1800ml 2,000円~6,000円
720ml 1,000円~4,000円

株式会社黒木本店
住所:宮崎県児湯郡高鍋町大字北高鍋776
電話:0983-23-0104


→次ページで「第2位」と「第1位」を発表!