2位:純米清酒 ひこ孫 (神亀酒造)
通好みの純米蔵といえば「神亀」につきる。醸造アルコール意外以外意外にも糖や酸、旨味成分などを添加した劣悪な「日本酒風日本酒」全盛だった戦後数十年(この長さも問題だが)、神亀は戦後初の「全量純米酒仕込み」へと切り替えた。現在、「全量純米蔵を目指す会」の代表幹事であり、世界初となるファンド「全量純米蔵ファンド」にて純米酒ファンの応援を集めている。
代表銘柄は「ひこ孫」。3年以上の熟成を経た純米酒ならではのボディーと後味のすっきり感。濃さと軽やかさが同居する絶妙のバランスが魅力。ワインファンからの支持も多い。地鶏、豚肉などなと軽めの肉料理ともいい。
詳細記事:世界初!日本酒ファンド第二期募集開始
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720ml 1,733円
1800ml 3,465円
阿波山田錦55%精米
アルコール15~16度
■神亀酒造株式会社
住所:埼玉県蓮田市馬込1978
電話:048-768-0115
1位:福正宗 純米(福光屋)
寛永2年(1625年)創業。金沢でも最も古い酒蔵のひとつである。伝統を守りつつ革新にトライする福光屋は、2001年度からすべての製品を、純米酒、純米吟醸、純米大吟醸のみとする「純米酒蔵宣言」を行っている。2万石もある蔵なのに純米のみというのは拍手ものだろう。
数ある銘柄のうち、一番のスタンダードである「純米酒 福正宗」をおすすめしたい。地元で愛される純米酒だ。癖がなく飽きの来ないバランスは見事。アルコール14度。ヌル燗でゆっくりやるのは、健康的な飲み方にもつながる。つまみを選ばないところもうれしい。
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1800ml 1,709円
フクノハナ・一般米70%精米
アルコール度 14度
日本酒度 +2
■株式会社福光屋
住所:石川県金沢市石引二丁目8番3号
電話:076-223-1161(代)
■全量純米蔵ファンド「全量純米蔵を目指す会」のホームページはこちら