日本酒/酒造、酒蔵訪問

灘の酒蔵 のんびり散策(4ページ目)

銘酒の故郷といえば兵庫県の灘地区。大きな酒蔵が並ぶ「灘五郷」の西郷・御影郷・魚崎郷の3郷を散歩した。伝統と近代が混在する一大日本酒生産地区の様子をご紹介しよう。

友田 晶子

執筆者:友田 晶子

日本酒・焼酎ガイド


菊正宗記念館をあとに、住吉川にかかる島崎橋を渡る。ここから魚崎郷になる。再び「剣菱」の落ち着いた壁が。

その先に創業400年の「櫻正宗」

門をくぐるとモダンな建物が目に入る。(右)大きな木桶をモチーフに作られた店内。落ち着いた雰囲気のレストランやカフェで食事や休憩が出来る。

魚崎郷の最後のお蔵は「浜福鶴」。「もろみ仕込み」の様子を見ることが出来るのはこの蔵だけだ。

この日の戦利品(!)「菊正宗の超辛口」。なぜか金粉つき(!)でおめでたい。日本酒度+9の味わいは、口に含んだ瞬間きゅっと引き締まるような口当たりで、後味はすっきり癖のないタイプ。お燗もいい。

日本有数の酒蔵の町というイメージからすると、工場っぽかったり、高層マンションが乱立していたり、高速道路で車の騒音やガスが気になるところもあるけれど、ゆったりのんびり歩いてみるとそこここに昔ながらの酒の町のかおりが息づいていることがわかる。

実際、環境省の「かおり風景100選」に認定されてもいる灘地区。空気が澄んでいる冬の間に、一度訪れてみることをお勧めしたい。あらためて灘の酒の魅力に気がつくこと間違いないから。



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