「獺祭」人気の秘密は?
メインアイテム「磨き二割三分」「磨き三割九分」「純米大吟醸50」 |
驚くことに、全国の純米吟醸の総出荷量の1%以上が、この「獺祭」銘柄というから、なんともすごいのである。杜氏を置かず、やる気とセンスのある若い社員がすべての造りを行っているところも注目ポイント。古いしきたりにとらわれずに、蔵全体が「旨い酒造り」を行うという発想から社員が造りを行っている。
さらに、桜井社長は、「ワイングラスで飲んでもらうこと」を推奨する。グラスに注がれた酒は、飲んでいるうちに少しずつ温度が上がってくる。その変化を楽しんでもらいたいのだ。確かに、冷たいままぐいぐい飲んでしまうにはもったいない酒である。
この明確な「獺祭」流コンセプトのおかげか、いまや国内のみならず、ニューヨーク、パリ、モナコ、ハワイ、香港、マカオ、台湾などへの出荷数がものすごい勢いで伸びている。海外進出成功の理由は、味わいや飲ませ方の良さのほかに、「Dassai23」とか「39」「50」などという名前が、外国人にも発音しやすいところも、人気に一役かっているかもしれない。
さてさて、お待たせの「獺祭」と伝統フレンチのマリアージュはこちら!