三重の清酒@Maxim's de Parisなのだ!

三重は美酒と美食材の宝庫だ。
松坂牛、伊勢海老、鮑、牡蠣、蛤・・・と、こんなにずらり高級食材が揃う県がほかにあるだろうか。この食材をフレンチ・アレンジした料理と、三重の美酒を味わう会が催された。

場所は、マキシム・ド・パリ銀座。
テーマは「神々をもてなす豊かな山海の幸に恵まれた美し(うまし)国 三重。ともに歴史を刻む三重の酒を愉しむ in Maxim’s de Paris」である。

当日参加は6蔵。料理とあわせる銘柄はそれぞれ各社3種。内容は以下のとおりだ。

『後藤酒造場』(桑名市)
 青雲 「純米吟醸 颯」「大吟醸」「山廃純米 颯」

『石川酒造』(四日市市)
 噴井 「純米吟醸 石川改詰」「大吟醸」「純米」

『清水醸造』(鈴鹿市)
 作  「純米大吟醸 滴取り」「雅の智 中取り 純米吟醸」「純米 槐」

『河武醸造』(多気町)
 鉾杉 「大吟醸 黒」「しぼりたて 純米酒 無濾過生原酒 生酒」「ワイン風純米酒 KH」

『大田酒造』(伊賀市)
 半蔵 「純米大吟醸」「大吟醸 伊賀山田錦」「純米吟醸 神の穂」

『澤佐酒造』(名張市)
 参宮 「旅街道アンプレヴュ」「純米大吟醸 宝殿」「後継ぎの酒 雄町 無ろ過生」



鮑に、松坂牛に、メロン・・・にぴったりの清酒とは?

お蔵元自らワゴンでサービスしていただく各銘柄に合わせ、三重の食材をベースにしたお皿がおごそかに始まる。

アミューズ(先付け)は「鮑、赤イカ、ホタテの海の幸のマリネ」。最初から鮑なのだ。これには「作 雅の智 中取り 純米吟醸」のみずみずしく軽やかな味わいがぴったり。鮑の歯ざわりと旨味が楽しめる組み合わせ。


つづいて「宝海老と甲殻類のムース 冷製ジュレ寄せ」。ぶりっと歯ざわりが感じられる甘味のある海老と濃厚なムースのコンビネーション。なめらかさと適度なコクがある「半蔵 純米大吟醸」を。海老の甘味を生かし、料理とお酒の両方のクリーミーさが生きてくる。


スープはご存知桑名の蛤を使った「蛤のクリームスープ クレソンの香り」。これはやっぱり同じ桑名の「青雲 大吟醸」にしよう。爽快な香りとややコクとボディーのある酒質に滑らかなスープが口の中で気持ちよく交じり合う。清酒は汁物(といっていいのか)にもぴったりくるお酒なのだ。


つづいて「キンメ鯛のロースト、エキストラバージンオイルとバルサミコ」には、「鉾杉 ワイン風純米酒 KH」だろうか。オリーブオイルの青々しいような酸っぱいような風味が強く、すこし清酒とは相反するところがあるが、ワインのような風味の甘酸っぱい純米酒ががんばってくれる。KHは、河武(かわぶ)のKと鉾杉のHなのだとか。

すべて三重から取り寄せた食材で腕を振るったマキシムのシェフも「すべてがすばらしいものばかりで、残りをいただくのがちょっと楽しみ」とお茶目なコメントを披露してくれた。

上品な清酒の香りが生きた「雅の智」のグラニテのあと、お待ちかねの「松坂牛のポワレ、トリュフ・フォワグラソース 各種きのこを添えて」である。はい、ソース・ペリグーですね。基本的なフレンチだ。本日のお肉はA4の脂身の少ない部分。コレ正解。そのソースならあまり霜降りすぎるのはよくない。柔らかく旨味十分のお肉には、「参宮 後継ぎの酒 雄町 無ろ過生」のしっかりボディーのあるタイプを合わせよう。


デセールも気を抜かない。南張(なんばり)のメロンを使ったショートケーキ。実は、このメロンとクリームとケーキ生地が大吟醸酒にぴったり来るのだ。大吟醸がもっている華やかでフルーティーな風味とフルーツケーキは本当にベストマッチ。このあたりになると結構酔っ払ってしまって、ゆっくりこの組み合わせを楽しめないのがちょいと残念。


会場はエレガントで華やかな雰囲気。


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