日本酒/おいしい日本酒が飲める店

日本酒通が泣いて喜ぶ店「和(なごみ)」

日本酒好きが夜ごと通う、恵比寿の人気店「和(なごみ)」。思わず飲みすぎちゃう銘酒とおつまみをひそかに紹介。

友田 晶子

友田 晶子

日本酒・焼酎 ガイド

トータル飲料コンサルタント。ソムリエであり日本酒・焼酎きき酒師。アルコール飲料と食全般に携わる。キャリア30年の経験と女性らしい感性で愛好家・プロ向けに的確な情報を提供。日本料飲サービス向上研究会会長。藝術学舎・非常勤講師。著書多数。(一社)日本のSAKEとWINEを愛する女性の会(SAKE女の会)代表理事。

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夏バテぎみの体に「発泡清酒」・・・生き返る~!


通りにある「和」の看板。温かい光に心休まる


きめ細かい泡でノド越しが気持ちいい。シャンパンよりもエレガントかも!
行ってきました恵比寿の日本酒名店「和(なごみ)」。全国の日本酒通や日本酒のプロが大推薦するこの店、実はワタクシ初めての体験。

恵比寿の大通りから少し脇に入ると「和」の看板が目に入る。ビルの2階に上がるとそこは日本酒と季節のおつまみに舌鼓を打つお客さんの笑顔があふれかえっていた。想像より狭めの店内だけど、落ち着いた雰囲気がなんともうれしい。
お店へ行ったのは駅から歩くと汗が噴き出すような猛暑の時期。まず「発泡清酒」ですっきりといってみよう。

じゅんさいって漢字かける?

ちゅるちゅるとした口ざわりがいいジュンサイ
おつまみは瑞々しく涼しげなじゅんさいと季節のお刺身の盛り合わせ。

ときに、このじゅんさいのような一見味がないようでいて実は滋味豊かな風味を楽しませてくれる食材って、これ、ホント、日本酒しか合わないなぁ・・・と思うのだ。お豆腐しかり、キノコしかり、海草しかり・・・。そう思いませんか。

この時期旬のマコガレイ。こりっとした舌触りと繊細な旨味にしびれるぅ。
ところでじゅんさいってどういう字を書くかご存知?

こたえは「蓴菜」と書きます。「蓴」これ一文字で「ぬめな」とよむのだとか。それっぽいねぇ。実はこの知識、この日このお店にご一緒した居酒屋の大家から教えていただいたのだ・・・。お酒の席の話題にどうぞ。こんな漢字がさらっと書けたらちょっとカッコイイ。

早瀬浦の山廃。柔らかいけれどヌル燗にするとしゅっと引き締まりドライ感が増す。
ちなみに、この日のお酒リストには、「伯楽星 純米吟醸」800円、「くどき上 純米吟醸 酒未来」800円、「十四代 純米中取り」800円、「瀧自慢 特別純米」730円、御湖鶴 純米吟醸 新美山錦」800円、和和和 純米吟醸 美山錦 生 原酒」750円、磯自慢 純米吟醸 大井川の恵み」800円、「初亀 吟醸 亀印」750円、駿 純米 山田 雫酒」750円・・・などずらり。

いくつか冷酒を楽しんだ後、「早瀬浦 純米 山廃」をお燗にて注文。柔らかなお燗具合も絶妙だ。


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