日本酒/おいしい日本酒が飲める店

看板娘で日本酒美味しさ倍増の店「登茂恵」(2ページ目)

値段、品揃え、看板娘のお酒の説明、どれをとっても日本酒好きの心をくすぐる居酒屋が、西新橋に。さて、その理由は・・・?

友田 晶子

執筆者:友田 晶子

日本酒・焼酎ガイド


日本酒造組合中央会が経営。なるほど納得の品揃え


場所は西新橋の酒造組合ビル地下だ。

17時過ぎに入店したときは我々だけだったのに、あれよあれよというまに満席になり熱気ムンムン。場所柄かお店の雰囲気か、ご年配の男性型、サラリーマンが多く、いわゆる典型的な日本酒居酒屋の風情。

だけど、芯から日本酒好きの方が多いせいか、ほかの一般居酒屋よりいくぶん品のいい感じがする。みなさん、おいしい日本酒を飲みたいという無意識下の目的でいらっしゃるからかな。

酒造組合にはいっている全国の銘柄が飲める。
そんなお客がつくる空気感…みたいな物がじつにいいお店なのだ。


しかし、毎月50種類もの銘柄がそろうというのは、なみではない。
実はここ、日本酒造組合中央会の経営なのだ。はい、場所も西新橋の「酒造会館」の地階にある。


全国銘酒宣伝処の文字が目に付く。
はは~ん、それなら全国のお蔵元から、さまざまな銘柄が届くはずだ。もちろん、一般流通していないものもここなら飲める。

1階の看板には、よく見ると「全国銘酒宣伝処」とある。ふむ、まさに、銘酒を上手に紹介してくれるお店である。



彼女こそ本当のサービス業のプロフェッショナルだ!


階段を下りればすぐお店。
お客さんの熱気とお母さんの説明で、このあと、さらに3~4合ほど飲んで、カレイの唐揚げ、白バイ貝の煮付け、鳥と豆腐の小鍋などを食べて、一人5,000円ちょっと。

日本酒好きには、絶対おすすめのお店ではあるが、私個人としては、サービス業に携わる方にご来店をおすすめしたい。
このお母さんのプロフェッショナルな対応っぷりには、きっと、あなたのお仕事のヒントになることがあるはずだから。

私も、ハイ、勉強になりましたっ!




貝の出汁がきいた白バイが貝の煮付け。お燗が合うかな。




カリッとさくっとしたカレイの唐揚げ、ヒレも美味しい。





小鍋仕立ての鳥と豆腐の煮物。これも熱燗がいい。





早瀬浦のあとに出てきたのが「玄」。





その次は岐阜の高山の「久寿玉」。





メニューはお手ごろで豊富。





大衆的な雰囲気が、ちょっぴり安心。




「登茂恵」
   港区西新橋1-1-21 酒造会館 B1F
   電話 03-3501-5010
   定休日 土日祝日
   案内図はこちら。→「日本酒造組合中央会」サイトをご参照ください。


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