テーマは「熟成酒を売る」・・・という売り手の方向けの講演会だったが、いやいや、買い手の方々にとっても役立つ情報が満載。意外に知らない古酒の楽しみ方、新しい商品など、話題は盛りだくさんだ。
白木恒助商店、7代目は女性。白木滋里(しげり)さん
業界人向けに古酒ビジネスを語る滋里さん。 |
今回お話をうかがったのが、7代目 白木滋里(しげり)さん。女性だ。昔、私がワインバーの店長をしていたときに「SHIGERI」という名前の日本酒古酒を扱っていたけど、はっは~~ん、この人の名前だったのか・・・・。
地元(岐阜)の大学を卒業後、農大、滝野川の試験場で勉強後、秋田「爛漫」のメーカーに就職後ご結婚。地元に戻り、現在二児の母。父上、母上、ご主人と滋里さんの4人と、あと3~4人のお手伝いの方で蔵を切り盛りしている。
現在200石。ふ~~ん、もっと多いような気がするが。
でも、蔵には5000リットルの古酒がストックされているのだとか。すごい。
古酒3種飲み比べセットが人気
3年5年10年の飲み比べセット |
3年、5年、10年の古酒の180mlボトルのセットで、六角形の箱入りだ。古酒は初めてだから試してみたいとか、ちょっとずつあれこれ飲み比べしたいとか、ヴィンテージの違いを比べてみたいというお客様にはぴったり。
家庭で簡単に熟成可能な日本酒「未来へ」
「未来へ」は2000年から2007年までのヴィンテージが購入可能 |
たとえば、赤ちゃんが生まれたとき、成人したとき、就職したとき、結婚したとき、会社を設立したとき、孫が生まれたとき、退職したとき・・・などなど、人生の中で記念となるときに購入し、数年後の、そう、まさに「未来」にむけて熟成させて、記念日をその古酒とともに楽しもうというロマンあふれる商品だ。
自分の子どもや孫のために、またはプレゼントにも使える |
子どもや孫が成人する、まさに20年後の「未来」にも美味しく飲める日本酒でなければいけないわけだから、これは古酒のパイオニア、白木酒造ならではの商品といえるだろう。
もうひとつうれしいのが、オリジナルのラベルを作ってもらえるところ。赤ちゃんの写真や会社設立に関するラベルなどを作ってくれる。ご両親やおじいちゃんおばあちゃんにはたまらなくうれしいボトルになるだろう。
最近、孫のためにこの「未来へ」を購入し、「20年長生きしなくちゃいけない」といってタバコをやめたおじいちゃんがいたなんて、ほほえましい話もある。ふふふ。
さらに、その年の新聞記事をつけてくれたり、裏ラベルにはその年のニュースを記載してくれるサービスまである。これまたすごい。
詳しくは『だるま正宗』まで。