日本酒度+20越えだなんて!!


ラベルがモダンな『森乃菊川 本醸造辛口原酒』 720ml 1,050円
夏向きのおすすめ銘柄をもうひとつご紹介。
なんと、日本酒度+20越えの超辛口原酒「森乃菊川」(仙台)だ。

ご存知のように、日本酒に含まれるエキス分の量で甘口から辛口までを表示する「日本酒度」は、味わいの指標になる数字だ。プラスの数字が大きいほど辛口、マイナスの数字が大きいほど甘口になる。

もちろん、これに酸度とかアミノ酸とかアルコール度数とかが絡んでくるので、日本酒度だけでは実際の甘口辛口度合いは測れない。ま、でも、おおむねの想像ができるから便利なものである。
辛口で人気なのは+3~5くらいだろうか。きりっと引き締まったすっきり感を味わえる。

が、なんと+20越えという超辛口があることを知って驚いた。


東北一の辛口蔵


手書き風もちょっとお洒落。『森乃菊川 蔵の華 純米吟醸』 720ml 1,995円
東北一の辛口を自称する『森乃菊川 本醸造辛口原酒』の蔵元、「森民酒造」(仙台)だ。

山形県の「雪化粧」という酒米を100%使用したアルコール20度以上の原酒。香りは控えめで、ほんのりハーブのようなさわやかさが漂う。口に含めば、ピリッとキリッとシャキッと口の中を引き締めてくれる感じ。
むは~、本当に辛口だ。
喉越しもピリッと刺激があり、飲み込んだあとにすっと爽快感がおとずれる。
いやぁ、日本酒というよりむしろ焼酎のようなイメージだね。そう、旨味と柔らかみのある米焼酎のようだ。なんでも強い酵母を使うことによってこの辛口が出来上がるのだとか。日本酒って不思議。

このすっきり感と後味の爽快感は、まさに夏向きの日本酒だろう。キンキンに冷やしてショットグラスでぐびっといけば、飲み込んだあとにふわっと涼風が駆け抜けるような気分になる。テキーラみたいにライムをかじりながらも結構イケるだろう。


『愛むらさき』は180ml 420円。氷の中にごろごろ浮かしてもかわいい。
ちなみにこの蔵、辛口ばかりではない。創業は嘉永二年(1849年)。もともと岩手生まれの初代が18歳のときに伊達藩に移り住み、甘酒造りを習得したところからはじまるのだ。

『森乃菊川 蔵の華 純米吟醸』は、白桃や洋ナシなど寒仕込みらしいフルーティーな香りで上品な甘さを楽しめる。

180mlのまんまるボトルに入った『愛(めご)むらさき』は「古代米 おくのむらさき」からの自然の色が魅力。さくらんぼのような淡いピンク色がとてもかわいい。味わいも、まるでプロヴァンス・ロゼのようにフルーティーちょっぴりスパイシー。日本酒度-9というわりには甘すぎないタイプ。

今年は猛暑らしいけどビールばかりじゃ芸がない。夏向き日本酒で、粋に夏をやり過ごそう。
 

『森民酒造本家』  022-266-2064


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