UDONに合うお酒って?
突然ですが、私は今会いたい人が二人います。一人は、この讃岐ツアーの行きに乗った東京→高松ANA633便の機長さん。なにせアナウンスがうまいっ。離陸前「今にも空から天使が舞い降りてきそうな雲の合間からの光に包まれながら、まもなく離陸いたしま~す」から始まり、「皆さまのすばやいご着席のご協力と、わが全日空のすっばらしい整備スタッフの完璧なる準備の下、時間よりは早めの離陸となりま~す」のさりげないヨイショとPR。
台風で荒れた飛行中も「積乱雲を避けながら、安全飛行をいたしますが、時折、天使のいたずらでブランコを押されたような、また、神様のいたずらでジェットコースターの乗ったような瞬間が訪れるかもしれませんが、飛行には、まっ・・・・・・・(この間約8秒)・・ったく心配ございません!皆さま、快適な空の旅をお楽しみくださ~い」で機中は大拍手!
そのほか富士山や讃岐平野、四国山脈の説明なども本当に楽しく、飛行機嫌い(怖いから)の私も、この機長の挨拶で本当に怖さが吹っ飛んだ。ありがとう機長さん。
もう一人は、この讃岐うどんブームの火付け役、「恐るべきさぬきうどん」の筆者でもあり、麺通団の団長でもある田尾さん。この名著「恐るべきさぬきうどん」はうどんの紹介だけでなく、文章の面白さが何よりの人気。映画「UDON」のモデルにもなっているとか。ああ、会いた~い。
・・・となかなかお酒の話題にいかなくてすみません。
讃岐の日本酒は柔らか甘い
で、高松空港に着いて真っ先に向かったのは「うどん本陣 山田家 本店」。源平合戦で知られる屋島の近くにある、大人気のうどん屋さん。![]() 武家屋敷風のたたずまい。=(左) 連休真っ只中の大行列。名前を書けば呼び出してくれる。=(右) |
![]() うどんにだしをぶっかけるから「ぶっかけ」。シンプルさがおいしい。 |
連休の日曜の昼に行ったら、これまたすごい混みよう。しかし行列にもめげず席に座ってぶっかけを。しっかりとしたコシといりこ系のだしが絶妙。
ああ、讃岐に来たな~と実感する瞬間。
![]() よくみて。「ぶっかけ」が270円!! |
うどんの話しばかりでごめんなさい。
だって、讃岐うどん、おいしいんだもの。好きなんだもの。すみません、うどんサイトの蓮見さん。
![]() 金陵の高松のナショナルブランドだ。冷やは優しい甘さ。お燗はきりりと辛口。 |
セルフや製麺所系のうどん屋さんでお酒を飲むことはないだろうが、一般店ではおつまみもあるし、讃岐名物「おでん」があるから、日本酒をじっくり楽しむことも出来るのだ(ちなみにセルフ、製麺所、一般店の違いについては、うどんサイトで調べてください)。
銘柄は、やはり『金陵』。香川県のナショナルブランドといっても過言ではない銘柄だ。
ここで飲める冷やは「生貯蔵酒 純米」。
![]() 手前はひらてん。だしがしみてうま~い。 |
おでんのやわらこ~い「すじ」や「ひらてん」の甘さとは絶妙なマッチング。讃岐独特のからし酢味噌をつけたおでんに引き立つ引き立つ。
![]() 煙突に「源氏正宗の文字」 |
しっかり飲んだあとには、ふふふ、しっかりコシのあるうどん。ツル、しこ、しっかり旨味がたまらん。ああ、でもここは日本酒サイト。うどんの話はこのくらいでやめておくわ。
![]() 見事な松の木。庭園も見事だ。 |
店を出て振り返ると、なんとそこには蔵の名残の煙突が・・・。ああ、いい風情だね。
(そして讃岐の旅は次回へと続きます。お楽しみに。。。)