清潔な店内がうれしい(=左)。 新鮮な穴子だからできるしゃぶしゃぶ(=右) |
意外に「お燗専門店」というのは、今までなかったなあ、いいとこに目をつけたなあと感心しながら、三原橋の新築ビル「チアーズ銀座6階」に向かう。
お店の名前は『はかりめ』。穴子という意味なのだとか。ふむふむ、店名もオシャレだね。
さて、店内は、白木の清潔なカウンターと明るい大中小の半部屋がとても気持ちいい。肝心のお燗場も仕事しやすそうなつくりだ。
先付けといっしょにでてきたのはミニミニグラスに注がれた「せんぶり茶」。胃の調子を整えてくれて実にありがたい。
大中小の個室は使い勝手がいい(=左)。 仕切りを取れば20数名の個室になる(=右) |
「豊盃」「阿部勘」 「大七」 「八海山」 「開運」 「早瀬浦」 「黒龍」 「達磨正宗」 「奥播磨」 「雑賀」 「酒一筋」 「東洋美人」 「悦凱陣」 「司牡丹」・・・などなどが一合700円から2,200円、2合1,300円から4,000円まで揃えられている。
なにより、たのしいうれしいのはさまざまな好みの温度で出してくれるところだ。ちなみに、以下のような温度帯の区切りになっている。
穴子のお造り全部盛りは食べ応えあり。 この画像は人気雑誌「PEN」 編集長の作品!(=左)。 繊細で香ばしい穴子骨せんべい。 おいしっ。(=右) |
50℃ 熱燗
45℃ 上燗
40℃ ぬる燗
35℃ 人肌燗
30℃ 日向燗
20℃ 常温
さらには、好みで冷でも出してくれる。
15℃ 涼冷え
10℃ 花冷え
5℃ 雪冷え
好きな銘柄を頼んで、飲みたい温度を注文する。
温度は、ちゃんと温度計で測ってから出されるので、ほぼ間違いない。「このあたりに一番力を入れました・・・。はたしてオペレーションがうまく行くかどうか・・・」とはオーナー丸山さんの弁。
たしかに微妙なお燗の温度をキープして、お客様に出せるかどうかはかなり重要なポイントになりそうだ。
しかし実際飲んでるほうは・・・、多少の誤差があってもわからん・・・というのが正直なところ。ははは。ただ、丁寧にお燗してくれているのでまちがいなく「美味しい!」。欲を言うなら、ちょっと時間がかかるかな~といったところ。ま、きっちり正しいお燗を頼むと時間がかかるからな・・・(コツは「早めに」「飲みたい温度よりちょっと高めに」注文することだろうか・・・)。