白ラベルが純米吟醸酒 無濾過生原酒。 長野県産美山錦(精米55%),日本酒度 プラスマイナス0 |
なぜなら「19」は私の最も好きな数字だからだ。
なぜ好きかというと私の生まれた日が6月19日だから。もう、本当に単純にそんなことです、ハイ。
でも、なんでお酒の名前が『十九』なのかと聞けば、「人間の成人が二十歳とすれば、まだそこまで行ってない、今しばらく一人前でない、という意味で十九」なのだとか・・・。謙虚ですな。
赤ラベルが特別純米酒。 美山錦(精米59%),日本酒度プラス6 |
日本酒全体が低アルコール化に向かっている昨今、まったくその傾向を意に介さない、信念ある造り・・・、といえるかもしれない。
いいんだよ、みんながみんな同じ方向を向かなくても。これでいいぞ、『十九』よ。
これが熟成バージョン。赤いボトルと 「M」文字がハートマークに見えて、 なんとなくかわいい印象 |
この『十九』を造る蔵元さんは、長野県上水内郡の(株)尾澤酒造場。
聞けば、総石数が62なのだとか。たぶん日本でもっとも小さい蔵ではないかと『善知鳥』のご主人がいう。メイン銘柄は『美寿々錦』。石数が小さいわりには、なかなかたくさんのアイテムを造っており、『十年大古酒』という熟成酒なども造っており興味のあるところ。
3本勢揃い |
ならなおさらうれしいな・・・などといろいろ想像を働かせながら、ああ、また阿佐ヶ谷でいい気分になってしまった。
『善知鳥』の「生からすみ」をちびっと舐めながら、『十九』をくぴっといくと、ああもう終電なんてどうでもいい、と思ってしまうのだった。
■株式会社尾澤酒造場 026-262-2209 (長野県長野市信州新町新町168番地の1) 大吟醸 11年貯蔵 1,800ml 6,116円 720ml 3,059円 300ml 1,020円 特別純米酒 720ml 2,520円 純米吟醸酒 720ml 2,835円 |