日本酒/日本酒の選び方・楽しみ方

あなたのお好みは? 日本酒をきき酒してタイプを知る

自分だけの味わいの基準を決めると、日本酒の楽しみ方がぐっと広がります。好みの風味から、どんなお酒を買えばいいかが分かる『日本酒タイプ一覧表』も掲載!

友田 晶子

執筆者:友田 晶子

日本酒・焼酎ガイド





日本酒は種類が多くて複雑でわかりにくい、ということをよく聞きます。確かに、吟醸とか大吟醸、生酒に本醸造、特別純米酒に無濾過生原酒…、などなど、聞きなれない名前が目白押しです。でも、この言葉に惑わされることはありません。自分の舌で日本酒を選んで、あなた好みに日本酒を愉しめばいいのです。

そのために必要なのは「きき酒」。そう、ワインで言うところのテイスティングです。この「きき酒」をして、自分だけの味わいの基準を決めると、ぐっと愉しみ方の幅が広がるのです。

VOL.1では、その「きき酒」の方法を知り、「きき酒」で種類分けをしてみましょう。
VOL.2では「きき酒」で種類分けしたお酒の愉しみ方を、具体的にご伝授します。





きき酒の目的はいろいろあります。

お酒屋さんが仕入れの際に行なうきき酒は、味わいが値段に見合ったものかどうかをみます。杜氏さんが行なうきき酒は目的通りの味わいに仕上がっているかをみます。また、全国鑑評会ではメーカーの技術をはかります。日本酒のソムリエは、そのお酒の個性や特性を知り販売に役立てます。

さて、日本酒ファンやアマチュアの方のきき酒の目的は、やはり、自分好みの味わいかどうかを見ることが一番の目的です。
「あ、これは好みよりちょっと甘いな」とか「これはアルコールがきつすぎ」とか「後味がべたっとしている」など、味比べをすることによって違いがわかり、好き嫌いがわかってくるのです。


つまり、自分の好みの基準を知る、ということですね。

これがわかっていれば、お酒屋さんや料理屋さん、レストランなどで、好みのお酒を選びやすくなるというわけです。

さらに、「自分の好みはこうだけど、今日はちょっと暑いからさらりといこう」とか「こってり系のお料理だから、いつもよりコクのあるこちらのタイプを合わせよう」など、愉しみ方の幅もぐっと広がります。
よりスマートに、より確実に、よりオシャレに日本酒選びをするならば、やはりきき酒で自分の好みのお酒基準をもっているということが大切になってくるんですよね。
  • 1
  • 2
  • 3
  • 6
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます