焼酎/芋焼酎

年末特集!国道58号線“焼酎海道”をめぐる旅 第3部 焼酎海道 鹿児島「芋焼酎」編(6ページ目)

沖縄から奄美大島などを経由して鹿児島まで750kmを繋ぐ「国道58号線」はまさに“焼酎海道”。泡盛、黒糖焼酎、芋焼酎の造り手さんたちの生の声をリポートした全3編。いよいよラストは鹿児島「芋焼酎」。

友田 晶子

執筆者:友田 晶子

日本酒・焼酎ガイド

■■石油コンビナートのような巨大蔵『濱田酒造』■■


濱田酒造の若き製造リーダー原さん

最後に訪ねたのは串木野市の「濱田酒造」

「さつま富士」の銘柄で知られるが、鹿児島初のディスカウントショップを経営していることでも知られる大規模生産者だ。サントリーとの提携で「黒丸」という焼酎が発売されたトピックもある。

蔵…、というより工場といったほうがいいくらいの大きな内部。

『大魔王』は黄麹、『海童』は黒麹、『さつま富士』は白麹で仕込んでいます」と説明してくださるのは生産本部、開発課、兼、製造課リーダーの原健二郎さん。誠実そうな笑顔が素敵だ。

しかし、麹製造機も巨大で圧倒される。先ほどうかがった高良さんのところ対照的でおもしろい。

巨大麹製造機(=左)、ビン詰めも膨大な数だ(=右)

「8ヶ月は麦焼酎を、2~3ヶ月は芋焼酎を造ります。」
なるほど、芋はシーズンがあるからなあ。

「常に10人のきき酒員がいて、最低5人はきき酒をします。」
大規模工場ですべてをコンピューター管理をしているが、最終的にはやはり人間の手が入るのだなあと実感。

なお、伝統的な造りを行なう「焼酎蔵 濱田屋伝兵衛」もある。



■■まぐろ船の寄港地、串木野は「まぐろラーメン」■■

さてそろそろ、焼酎の旅も終わり…。

まぐろラーメンの「味工房みその」&お出汁がきいているラーメン

おおーっと、この串木野は「まぐろラーメン」が名物なのだ。食べていかないわけにはいかんでしょう。飛行機の時間も迫っているのにもかかわらず、「くいしん坊の友田さんの勢いに負けた」という若松さんの素早い判断で、入りました、「味工房 みその」

「みそのラーメン」600円はまぐろの出汁がふわ~んと香るあっさり&コクのラーメン。もちろんチャーシューではなく、まぐろの身が入っているところがポイントだ。これも今に東京進出するのかなあ。ああ、満足じゃ~。
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