寿ぎの時季。皆さん、飲んでいらっしゃいますか?
今年も美味しいお酒と美味しいもの情報満載でいきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。
まずはこの時期、できたての新酒を味わいたいもの。
なんといっても『しぼりたて』です。寒仕込みを終えたばかりのほやほやの新酒。これをやらなきゃ年が明けないってものよ。
今回は、絞った日付がそのままお酒の名前のようにラベルに記された『スキー正宗 朝一絞り』(新潟県上越市株式会社武蔵野酒造)をおすすめしたい。
日付も銘柄名のような『朝一絞り』 |
1月11日の時点で用意できたのは、
・『平成一四年十二月十七日 蔵出し』
・『平成一四年十二月二十四日』
・『平成一五年一月七日』
の3種類。
もちろん微妙に味わいが違います。
12月17日バージョンは、本醸造(本醸造は比較的早いうちに絞りたてができるのです)でアルコール19~20度のほとんど原酒状態。味わいはなめらかで艶があり、すこ~し角が取れている感じで口当たりいい。適度な甘さとコクのバランスも絶妙。
12月24日バージョンは、純米酒でアルコール17~18度。新鮮な桃のような香りと、きりりと引き締まった味わいが強烈な印象。酸味が強く、新鮮さがほとばしるよう。
1月7日バージョンは、純米酒でアルコール18~19度。もぎたての青リンゴのように硬く若々しい風味。沸きいずる岩清水のように清冽な味わい。最もコクがあり飲み応えあり。
ね、比べてみたいでしょ。
こうやって並べてみると、絞った日やタンクの違いで、こんなにも個性が違うのかというのが、はっきりくっきり体験できるのです。
こんな風に原稿を書いている、いやいや、皆さんがこの記事を読んでいる間にも、刻一刻と、新鮮な新酒が絞られているのですよお~。
暖かい部屋で、生きのいいお刺身と一緒に、きゅきゅ~ッといってみませんか?
⇒今回は、活アワビで飲むぞ!