もともとラベルを記念にという発想はワインの世界から始まったように思うし、確かこのシール、ワイン関係者が最初の製作者だったせいか、なんとなくワイン御用達という気がしてしまうのだが、いやいや実は日本酒にだって十分応用がきく。
一升瓶のラベルはちょっとサイズが合わないが、四合瓶のラベルなら今市販のものでピッタリのサイズ。
「ああ、あの時飲んだの美味しかったのに、名前がわからない・・・」なんてとき、このラベルホルダーでバリリをやれば、しっかり名前をチェックできるというもの。ましてやお店側がしてくれたら結構うれしいよね。
そんなことを考えていた矢先、ちょっと気の利いたラベルホルダーの使い方をした店を見つけた(残念ながら詳細は掲載不可)。一度ラベルホルダーで剥がしたラベルを縮小コピーして、二合瓶程度のデキャンタの首にかけてあるのだ。
お酒の顔でもあるラベルの中には、いろんな情報が盛り込まれているし、どこの産なのかとかどういう造りをしているとか、多少なりとも確認できたほうが、なんにも知らずに飲むより絶対に美味しい。
かといって一升瓶をずっと目の前に置いておくわけにはいかないし、温度管理していればテーブルの上に出しっぱなしもしたくない。そんな時、小さなラベルが首からかけられていると簡単に確認できるし、なによりかわいくって感激した。
ネックレスじゃなくてコースター作戦をしている店のある。たとえば、銀座の『保志野』がそう。ラベルホルダーで剥がしたのもを適度なサイズにコピーしてパウチしている。なかなかのアイディアだよね。もちろん日本酒だけじゃなく焼酎や泡盛なんか、魅力的なラベルがたくさんあるから、華やかだし、話題提供にもなってのみてとしてはかなりうれしい。
ちなみに、我が店のようにオリジナルのラベルを作ってお土産作戦してみようというお店関係者の方、台紙の裏にお店の住所や営業時間を盛り込むことはもちろん、日本酒ならではの「産地県名」「米の品種」「おつまみ」「温度」なんていう項目を加えてもいいかもしれない。熱心なお客さんがメモ代わりに書いてもいいし、従業員が書き込んでも親切でちょっとした思い出にもなる。
ラベルホルダーは決してワインだけのものじゃない。うまく利用すれば、日本酒や焼酎、泡盛に力を入れている店という印象をもってもらえるだろうし、マッチやライターなどよりぐっとしゃれたお土産になること請け合いだ。このラベルホルダー、面白い使い方があれば教えてくださいね~。お待ちしております。